環境色彩研究会からのお知らせ

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2011年3月4日(金) 2011年4月23日(土) 第1回イブニング・リポートのご案内

日本色彩学会 環境色彩研究会
2011 第1回イブニング・レポート

■テーマ:『2011年F版塗料用標準色について』
[体験]「サイン・案内図用の推奨配色」として,実際の色見本貼付,製作を行っていただきます.
※色票,台紙,糊その他は,こちらでご用意いたします.
※完成品は,お持ち帰りいただきます.
■レポーター:小林 輝雄
 所属:日本塗料工業会(日本色彩学会賛助会員)
■日時:2011年4月23日(土)16:00〜17:30(開場は15:30〜)
・1時間程度の報告と30分の意見交換会
・終了後懇親会を予定しています.
■会場:東京塗料会館・地下会議室
 東京都渋谷区恵比寿3-12-8東京塗料会館1F
 http://www.toryo.or.jp/jp/info/toryokaikan/map_tokyo.htm
■参加費:1,000円(材料費)
■定員:20名(申込順)
※定員を超えた場合は,その旨ご連絡いたします.
※当日は,環境色彩研究会会員はもちろん一般の方でも参加できます.
■申込締切:2011年4月16日(日)まで
■申込先:エスケー化研梶@SKカラーデザインセンター 高山美幸 幹事まで
 [申込 E-mail] miyuki.t@sk-kaken.jp
 [申込 タイトル]「イブニング・レポート」としてください.
 [記載事項]氏名,会員/非会員,メールアドレス,TEL・FAXを明記

※環境色彩研究会では,学会員の方へ研究会の入会者も募集しています.
 入会ご希望の方は,同時にお申込みください.当日申し受けいたします.

※イブニング・レポートのレポーターも同時募集しています.
 お問い合わせは,高山美幸 幹事(E-mail: miyuki.t@sk-kaken.jp)まで.

2011年3月4日(金) 景色通信Vol.30『虹雨の降るまち』

[PDF版はここをクリックしてください]

景色通信Vol.30
『虹雨の降るまち』

 虹雨(にじさめ)という表現は馴染みがうすい、というよりないかもしれない。時の流れを通じて育まれてきた日本人の季節感や磨かれ続けた感受性は、数千種あまりの季語をもつことにも現れている。雨がつく言葉からは、それぞれの異なる風景を想い描くことができる。南北に伸びる日本の大部分の地域では、はっきりとした四季がある。降雨は豊かな自然環境と多様な樹木の育成をうながすためには必要なものだ。ある特定の季節や時刻にしか体験できない色々な雨が日本にはある。五月雨、時雨、にわか雨、夕立…。
 ここハワイでは冬季の朝に、山側から風とともに雨雲が、まるでシャワーを降り注ぐように海の方へ移動して来て、朝日の影響で巨大な虹を見ることが多い。そんな時には、南国の花と緑を一緒にしたような雨の匂いも深呼吸して欲しい。レインボー・ステイツとして親しまれていて、運が良ければ太陽の周りにかかる円形の虹が見られることもある。ここでは携帯電話をのぞき込む事もよいが、楽しい過ごし方として大空の雲のゆくえを眺める事に気付いている人は、いったい何人いるだろうか。(加藤進久)


朝方の雨と一緒に、時には三重になった虹を見ることができる。


早朝に降雨があり、しだいに目映い光の中に虹がでる。


貿易風が吹き抜ける熱帯の植物の色香は時に強烈だ。


オーシャンフロントに立てば、その群青に眼もくらむ。

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日本色彩学会
Akiary v.0.61 (retouched)