揚輝荘見学会の後、「料亭 松楓閣」にてくらしの色彩研究会の新年会が開催されました。
料亭 松楓閣は平成18年に国の文化財建造物に登録された創業70余年を迎える名古屋市内でも指折りの日本料亭の一つです。
林主査より新年のお言葉を頂戴し、和やかな雰囲気の中、窓の外に広がる美しい日本庭園を眺めながらの京懐石に舌鼓を打ちました。
LC会員それぞれが本年の抱負を披露するなど話も弾み、楽しいひとときを過ごしました。最後は全員で一本締めにより新年会はお開きとなりました。
寒気厳しい1月16日、「名古屋市指定文化財 揚輝荘」見学会が開催されました。
揚輝荘は昭和14年頃、松坂屋の初代社長伊藤次郎左衛門祐民により、1万坪の森を切り拓いて築かれた別邸です。
ガイドさんの案内ではじめに伴華楼(ばんがろう)を見学。
英語のバンガローをもじって名づけられた山荘風の邸宅は、古来、この地が月見の名所であったことにちなんで応接間の壁面に、可愛らしい餅つきウサギのレリーフが装飾されていました。
鈴木禎次設計の建築は時代・様式の違う建物が見事に融合しており、その斬新なデザインは目を見張るものがありました。
その後、白雲橋・三賞亭・豊彦稲荷・聴松閣・揚輝荘座敷を順にまわり、短い時間でしたが歴史ある建造物と広大な庭園に感銘を受けました。