老舗料亭「つたも」見学会・新年会
- くらしの色彩研究会
- 2018年01月30日
老舗料亭「つたも」見学会・新年会
2018年1月28日、日本色彩学会くらしの色彩研究会の新年会が行われた。
会場は、大正2年創業100有余年の伝統を持つ老舗料亭「つたも」。
ここは明治・大正・昭和と名古屋財界人が集った歴史ある料亭であるが、耐震工事のため移転することになり、その前にぜひ建物内を見学したいという会員の希望から、今回の新年会が実現した。
中庭には大戦の名古屋大空襲で焼け残った庭石や灯籠、手水、水琴窟が活用されており、栗の木橋・廊下、天井には矢羽根網代が配されていた。錦鯉の踊る池と滝、池を渡ると左には粋な「松竹梅」をシンボルとした小部屋からイタリア大理石の厠、左には茶室として使われる「蔦」の間。柱は桜の皮付き丸太、粋な違い棚、杉栂の竿縁天井。
各箇所に粋と趣が感じられた。
見学後は料亭「つたも」の伝統の味を楽しんだ。食事中には新年会の恒例行事 ”色彩にまつわる” 「胸キュン!噺」を各会員が披露し、新年らしい充実した時を過ごした。