(社)色材協会 第37回顔料物性講座
- 2012年08月28日
第37回 顔料物性講座
環境を改善する機能性色材
主 催 (社)色材協会 関東支部 顔料部会, 顔料物性研究会
協 賛 (予定)顔料技術研究会,日本化学会,高分子学会,化成品工業協会,日本無機薬品協会,有機合成化学協会,日本ゴム協会,日本塗料工業会,日本油化学会,表面技術協会,日本色彩学会,日本印刷学会,日本材料学会,日本塗装技術協会,日本防錆技術協会,腐食防食協会,印刷インキワニス工業会,日本木材学会,電気化学会,日本塗料検査協会,日本分析化学会,日本レオロジー学会,日本セラミックス協会,日本粉体工業技術協会,日本画像学会,日本写真学会
趣 旨 循環型経済社会の構築のため、さまざまな環境ビジネスが提案ざれています。そこで、今回の顔料物性講座では、「環境を改善する機能性色材」をテーマとし、放射線セシウムの汚染対策としての紺青、色素-層状化合物複合体の光化学的性質、構造色を示すソフトマテリアル、無機有機ハイブリッド顔料、高輝度蓄光性蛍光体をピックアップしました。各講師の方々はこの分野で活躍されている研究者で、一歩踏み込んだ技術性の高い講演を基礎から応用までわかりやすく講演していただき、環境ビジネスにつながる技術のヒントが得られるものと確信しております。是非、ご来聴下さいますようご案内申し上げます。
開催日 2012年11月14日(水)9:40~16:20
場 所 東京塗料会館 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-12-8 TEL:03-3443-2811
JR山手線・埼京線,地下鉄日比谷線,「恵比寿」駅より徒歩12~15分(受講券に案内図印刷)
演題・講師 ― プログラム(各講演時間には質疑応答10分が含まれている) ―
9:40~10:40 放射性セシウム汚染対策への紺青(プルシアンブルー)の利用
大日精化工業株式会社 顔料事業部 開発室 室長 服部 俊雄
2011年3月に発生した東日本大震災によって引き起こされた福島第一原子力発電所の事故により大量の放射性セシウムが環境中に放出された。特に放射性セシウムCs137は半減期が約30年と長く、その対策が急務となっている。無機顔料の一つである紺青(プルシアンブルー)は、セシウムを選択的に吸着する性質を有することから、放射性セシウム汚染対策として色々な方面での利用が期待されている。本講演では、回収(除染)から農畜産物への移行低減対策までの幅広い分野への展開について解説を行う。
10:50~11:50 色素-層状化合物複合体
首都大学東京 大学院都市環境科学研究科 分子応用化学域 准教授 高木慎介
固体表面上の色素は、その集合構造に応じて興味深い光化学的性質を示す。本講演では、粘土鉱物上におけるポルフィリン色素の光化学的性質について概説する。
13:00~14:00 白い粒子と黒い粒子からカラフルな色をつくる
名古屋大学 大学院工学研究科 准教授 竹岡 敬和
粒径の揃ったサブミクロンサイズの白色微粒子と黒色微粒子のアモルファス集合体が、様々な色の顔料となることが分かったので、その調製方法及び物性を発表する。
14:10~15:10 無機有機ハイブリッド顔料
戸田工業株式会社 創造本部技術開発グループ グループリーダー 林 一之
既存の無機顔料、および既存の有機顔料を複合化することにより、双方の利点を併せ持つコアシェル型ハイブリッド顔料を開発することができた。着色剤としてのハイブリッド顔料は、着色力、彩度などにおいて優れた性能を持たせることができ、各種工業用途に適用可能である。
15:20~16:20 蓄光性蛍光体
株式会社ネモト・ルミマテリアル 蓄光材事業部 取締役 青木 康充
蓄光性蛍光体の歴史と特性及び発光メカニズムについて説明し、最近の応用事例等を紹介する。
参加費 会員・協賛学協会会員共 19,000円, 会員外29,000円, 学生3,000円(テキスト,消費税共)
テキストの事前配布をご希望の場合は,申込書備考欄に「テキスト事前配布希望」と記入の上送料500円を受講料と併せてご送金下さい。
申込締切日 定員(100名)になり次第締切りますので、お早目にお申し込み下さい。
申込方法 申込書に所定の事項を明記してFAXでお送り下さい。(同項目を記入しE-mailでの申し込みも可)
申込書に記入頂いた個人情報につきましては、(社)色材協会事務局にて厳重に管理いたします。
受講料は請求書到着後に①銀行振込 ②郵便振替のいずれかで講座当日までにお振込下さい。
銀行口座:三菱東京UFJ銀行 恵比寿支店 普通預金No.1547898 郵便口座:00120-7-76423(社)色材協会
申込先 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-12-8 東京塗料会館201
(社)色材協会 TEL:03-3443-2811 FAX:03-3443-3699 E-mail:shikizai@poem.ocn.ne.jp