色覚研究会からのお知らせ

  • 色覚研究会
  • 2020年02月14日

色覚研究会からのお知らせ

3月7日に開催します令和元年度色覚研究会で,
4色覚の画家コンチェッタ アンティコ氏の特別講演を予定していましたが
この度の新型コロナウィルスの問題で,来日が延期となりました.
研究会での特別講演をオックスフォード大学の森本拓馬氏にお願いいたしました.

講演題目: 複雑な環境照明下における物体の表面色知覚
講演者:森本拓馬(オックスフォード大学)
発表内容:
実世界に置かれた物体は,周囲のあらゆる方向から光を受ける.本研究では入射方向によって光の分光組成がいかに変化するかを明らかにするため,分光カメラと鏡面球を用いて照明の全方向分布を計測した.結果は,照明の分光組成が入射方向によって系統立った変化を見せることを示した.また,発表ではそのような照明の方向依存性が物体の表面色知覚に与える影響を,主に照明光メタメリズムの観点から論じる.

なお,発表募集の締め切りを2月14日(金)まで延長いたします.

日本色彩学会 色覚研究会 幹事