視覚情報基礎研究会の第44回研究発表会が，3月19日(日)にオンラインで開催
され，28名の参加がありました．
査読プロセスを通過した5件に一般講演を依頼し，招待講演とあわせて充実し
た研究発表会となりました．研究発表会では，まず主査によるプログラム説明
があり，その後一般講演２セッションと，高田 英明氏（長崎大）による招待講
演がありました．

高田氏には，「新たな立体知覚現象に基づく３６０度裸眼３Ｄ表示システムの
研究開発」と題して，長年取り組んでこられた３Ｄメガネなどを必要とせずに
自然な３Ｄ像を簡便な構成，かつ，少ないデータ量で提示できる新たな裸眼３
Ｄ表示方式について，その原理から実用的なシステム化に至るまでご紹介いた
だきました．

一般講演は2セッション開催されました．「フレッシュマンセッション」では，
視覚科学に関する学部生の発表が3件ありました．「視覚科学・視覚工学」で
は，ipRGCの色弁別への影響および質感再現に関する画像処理手法に関する
3件の発表がありました．引き続き，総合討論が行われ，主に発表者と聴衆者
との間で，活発な討議がなされました．

今回は企業展示のブースを設けることができなかったため，口頭により企業に
よる新商品説明が行なわれました．
なお，研究発表会に先立って総会が開催され，事業計画，予算案に関する全て
の議案が承認されました．

日　時：2023年3月19日(日)　午後1時30分～午後5時00分
方　法：オンライン開催

プログラム：
13:30～13:35 主査挨拶
13:35～14:20 「フレッシュマンセッション」一般講演3件
14:20～15:20 招待講演　高田英明氏（長崎大）
15:30～15:40 企業製品紹介
15:40～16:40 「視覚科学・視覚工学」一般講演2件
16:40～17:00 総合討論