東海支部 令和6年度 講習会「スマホによる効果的な撮影方法」 開催報告
- 2024年10月17日
東海支部
令和6年度 講習会「スマホによる効果的な撮影方法」
瀬谷 安弘(愛知淑徳大学)
令和6年10月12日(土)、名古屋学芸大学日進キャンパスにて、名古屋学芸大学メディア造形学部映像メディア学科准教授、村上将城先生を講師にお招きし、「スマホによる効果的な撮影方法」とのタイトルにて講習会を行いました。講習会では、スマートフォンのカメラを用いた効果的な撮影方法を中心に、写真の編集方法についても解説いただきました。スマートフォンでも手軽に撮影・編集・管理が可能なアプリ、Lightroomを用いて、具体的にポイントを教えていただきました。
印象的な写真を撮影するポイントとして、太陽光を活用すること、光が入射する方向をよく読むことが重要であると教えていただきました。具体的には、窓のある室内にて撮影する場合には、照明をオフにし、窓からの太陽光のみで撮影する、光の差す方向と被写体の位置を考え、それによってできる陰影を利用することで、写真がより印象的になると教えていただきました。また、スマートフォンの画面上にカメラの水平を確認できる、水準器を表示し、グリッドも表示することで、容易に傾きなく写真を撮影できることも教えていただきました。これらの点を中心に、被写体を人、物、風景とした場合の撮影のポイント、さらには構図の考え方についても詳しく教えていただきました。編集のポイントについては、基本的な機能に加え,色の補正についても教えていただきました。
講習会後半では、実習を行いました。「光と影」をテーマに、参加者それぞれが自身の感性に沿ってテーマを解釈し、大学キャンパス内にて、写真の撮影・編集に取り組みました。写真一つ一つについて村上先生よりコメントをいただき、講習会が終了しました。最後の鈴木敬明支部長からのお言葉にもありましたが、写真から撮影者の感性が垣間見え、写真を通したコミュニケーションを体験することができました。知識のみならず、多くのことを学ぶことができた講習会でした。 最後に、お忙しい時期にも関わらず、講師をご快諾くださいました村上先生、さらにサポートくださいました助手の安齋萌実先生に感謝申し上げます。