2021年11月13日開催 「2021年度 第2回研究会」のご案内

  • 2021年10月08日

日本色彩学会東海支部 2021年度 第2回研究会
石原式色覚検査とメラノプシン細胞の機能解明

辻村 誠一氏(名古屋市立大学大学院 芸術工学研究科)

東海支部2021年度第2回研究会をオンラインにて開催いたします。本研究会では 辻村誠一先生をお迎えし、「石原式色覚検査とメラノプシン細胞の機能解明」というテーマでお話しいただきます。色の研究者や学生に馴染みのある石原式色覚検査についてお話しいただき、その延長線上でメラノプシン細胞にも少しでも関心を持ってもらえればとのことです。ご興味のある方は、ぜひご視聴ください。

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2021年度 第2回研究会 「石原式色覚検査とメラノプシン細胞の機能解明」

【日  時】 2021 (令和3) 年11月13日(土) 13時00分 ~ 14時30分(質疑応答も含む)

【演  者】 辻村 誠一氏(名古屋市立大学大学院 芸術工学研究科)
防衛大学校理工学卒業(学士)、筑波大学(修士・博士)修了。博士(工学)。英国アストン大学研究員、米国ニューヨーク州立大学研究員、ドイツ マックス・プランク 脳研究所(ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学助手)、鹿児島大学理工学研究科教授を経て名古屋市立大学芸術工学研究科教授。専門は実験心理学、特に色覚、明るさの知覚、メラノプシン細胞の機能解明に興味がある。

【概  要】 ヒトの網膜には光受容器として桿体細胞および錐体細胞が存在する。これらの光受容器が外界の光信号を脳に伝達している。したがって、従来の視覚研究は長い間、錐体細胞および桿体細胞のみが光受容器であるという前提で進められてきた。しかしながら、2000年頃に視物質メラノプシンを含む神経節細胞であるメラノプシン細胞(intrinsically photosensitive retinal ganglion cells: ipRGCs)が発見された。この細胞は単体で光刺激に応答を示し、概日リズムや瞳孔の対光反射、明るさの知覚において重要な役割を担っていることが報告されている。以上のことからこの新たな光受容器の脳内での機能的役割を調べることが、視知覚機能のメカニズムを理解するうえで極めて重要な課題のひとつと考えられる。私たちのグループでは、心理物理学手法を用いてメラノプシン細胞を錐体細胞、桿体細胞とは独立に刺激し、瞳孔の対光反射経路への寄与や明るさ知覚への寄与の解明に取り組んでいる。本発表では、特にメラノプシン細胞の機能解明手法について、石原式色覚検査との類似点、相違点について概説する。

【場     所】  オンライン(Zoom利用予定)

【参 加 費】  無料

【参加方法】  下記のURLからお申込みください

       https://forms.gle/TC7pcZkQmLeDnsw99

       ※ 後日、オンラインの招待メールをお送りいたします。

【申込締切】 11月11日(木) 17:00

ご不明な点等がございましたら、下記までお問い合わせください。
東海支部事務局 山縣亮介 (名古屋学芸大学)
        E-mail:yamagata@nuas.ac.jp   TEL:0561-75-2589

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東海支部事務局 山縣