東海支部 令和7年度 見学会「ヤマザキマザック美術館見学」 開催報告

  • 2026年01月08日

東海支部
令和7年度 見学会「ヤマザキマザック美術館見学」

下川美知瑠(カラー&ファッション+マーケティング研究所)

 令和7年6月29日(土)、愛知県名古屋市にある「ヤマザキマザック美術館」にて、2025年度見学会が開催され、25名が参加しました。
 「ヤマザキマザック美術館」は、工作機械メーカーとして有名なヤマザキマザック株式会社が2010年に開設した美術館です。当日は、美術館見学の前に、美術館に隣接する工作機械ギャラリーにおいて、後藤館長から会社の歴史や機械の解説をしていただきました。
 「ヤマザキマザック美術館」は、日本では珍しいロココ絵画とアール・ヌーヴォーの家具やガラス器を中心に、「フォービズム(野獣派)」「エコール・ド・パリ(パリ学派)」「キュビズム(立体主義)」など各時代を代表する画家たちの作品も所蔵しています。美術館はビルの中にあるにもかかわらず、エレベーターを降りて館内に一歩入ると、豪華なロココ風シャンデリアや重厚な壁紙の非常にクラシックな雰囲気に驚ろかされ、一気にロココ時代へ行ったかのような気分になりました。
 館内の見学では、学芸員の坂上様からその時代の社会状況、作者の置かれた境遇なども詳しく熱のこもった解説をお聞きしながら鑑賞させていただきました。
 館内は、3つの壁紙の色で区分され、絵画作品は年代順に展示されており、展示室を巡ることでフランス美術300年の変遷を楽しみながら知ることができます。掲載写真にはありませんが、工芸作品のアール・ヌーヴォーの展示室では、エミール・ガレやドーム兄弟のガラス作品を紹介されています。
 名古屋の中心市街地にありながら、このような上質なアート空間に出逢えることは、大変嬉しいことです。是非とも、一度はお訪ね下さい。色彩の美しさにも十分堪能していただけると思います。