会告 第29 回日本色彩学会賞候補者の推薦について

会告 第29 回日本色彩学会賞候補者の推薦について

会⻑ 堀内 隆彦

日本色彩学会賞は,色彩に密接に関係のある分野において,下記に示す顕著な功績のあった本学会の正会員または名誉会員個人に対して贈られます.この賞を贈るにふさわしい候補者のご推薦をお願いいたします.

1.次のいずれかに該当する功績が,表彰の対象になります.
(1)優れた論文,著作,発明など,色彩研究における業績により,色彩学の進歩発展に寄与する.
(2)優れた色彩技術,色彩計画,色彩デザインなど,色彩の応用・実践における業績により,色彩学の進歩発展に寄与する.
(3)優れた色彩教育,色彩指導者の養成,後進の育成指導など,研究成果の社会への還元にかかわる功績により,色彩学会の発展に寄与する.
(4)本学会の事業の推進,運営に対する支援,会員サービスなどにより,色彩学会の発展に寄与する.
2.受賞者は,原則として1年に1名以内とします.
3.日本色彩学会の正会員および名誉会員は,受賞候補者を推薦することができます.ただし,自薦および過去の日本色彩学会賞受賞者は除きます.
4.推薦に際しては既定の書式を用いてください.書式は下記学会事務局まで請求してください.
5.審査は,日本色彩学会賞審査委員会が,日本色彩学会賞規程にもとづき,厳正に行います.
6.推薦書類の提出締切日は, 2025(令和7)年1月31日(金)とします.
7.書式の請求,書類の送付ならびに連絡先は下記の通りです.
 〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1丁目16番9号 平野ビル3階 日本色彩学会事務局
 Tel & Fax:03-5913-7079 e-mail:office@color-science.jp
8.受賞者ならびに推薦者への通知は, 2025(令和7)年4月下旬に行う予定です.
9.表彰式は, 2025年6月に開催される日本色彩学会総会において行います.

【歴代受賞者】
第1回:東 堯名誉会員 第2回:納谷嘉信名誉会員 第3回:大島正光名誉会員
第4回:須賀長市名誉会員 第5回:福田 保名誉会員 第6回:川上元郎名誉会員
第7回:馬場護郎名誉会員 第8回:金子隆芳名誉会員 第9回:太田安雄名誉会員
第10回:秋田宗平名誉会員 第11回:神作 博名誉会員 第12回:近藤恒夫名誉会員
第13回:大山 正名誉会員 第14回:該当者なし 第15回:小町谷朝生名誉会員
第16回:池田光男名誉会員 第17回:該当者なし 第18回:該当者なし
第19回:該当者なし 第20回:北畠 耀名誉会員 第21回:永田泰弘名誉会員
第22回:苧阪直行名誉会員 第23回:城 一夫名誉会員 第24回:辻埜孝之正会員
第25回:矢口博久名誉会員 第26回:久下靖征名誉会員 第27回:大野治代名誉会員
第28回:該当者なし

論文募集「色彩と心理 (Color and Psychology)」2025年2月28日投稿締切

論文募集 Call for Papers
色彩と心理(Color and Psychology)

特集号担当編集委員長 髙橋 晋也

 日本色彩学会論文誌編集委員会では,日本色彩学会論文誌(Color Science Research)の第3 巻2 号(2025年9 月30 日発行予定) において,論文特集「色彩と心理(Color and Psychology)」を企画しています.つきましては,特集号に掲載する論文(原著論文,研究速報,研究資料)を募集いたします.皆様からのご投稿をお待ちしております.

主旨
 印刷,発光はじめ各分野の色彩技術の進歩とともに,私たちの暮らしは彩り豊かになりました.それとともに,身の回りの色が自他を含めた人間の心理や行動に及ぼす影響への関心が,社会的にも学術的にも高まってきています.これは,色を“ 原因” と位置づける色彩心理の話題といえます.一方,眼に入る光の性質が基となり私たちは色を見ます.この視点において色は“ 結果” ですが,その過程には様々な環境要因や主体要因との相互作用があり,「どのように色が見えるか」という問題も色彩心理の重要な話題です.この二つの色彩心理の視点は,これまで応用研究・基礎研究の立場から独立に追究され,交じり合う機会に恵まれませんでした.今回,両者の統合可能性(言わば「光から行動までの色彩心理学」)を探るための第一歩として,また誰しもが関心をもつ色彩心理の様々な話題を領域横断的に議論する場を設けるため,論文特集「色彩と心理(Color and Psychology)」を企画します.

対象とする領域・分野・テーマ
 「色がどのように見えるか」という問題に関連する研究課題として,錯視,同化対比,順応,弁別・類似度,恒常性,色の見えのモード,色カテゴリーなどが想定されます.また「色が人に及ぼす影響」という問題に関連する研究課題として,生理的影響,感情・感性,イメージ・連想,学習・記憶,意思決定,知的課題遂行,対人印象,スポーツ,購買・飲食,流行・文化,行動変容など広範な話題が想定されます.さらには古くから関心が寄せられてきた色の異種知覚効果(大きさ,距離感,重さ,温冷感などへの影響),異種感覚相互作用(聴覚・味覚・嗅覚等とのクロスモダリティ),色嗜好,色彩調和など,色と人の心理・行動にかかわる研究成果を幅広く募集いたします.

投稿論文の執筆と取扱い
 原著論文および研究報告は刷り上がり10 ページを,研究速報は刷り上がり4 ページを目安に執筆して下さい.執筆要領は通常と同じです.査読も通常と同じ手続きで実施します.なお採録までの論文修正が複数回に及ぶ場合や,採録論文数が多い場合には,論文誌第4 巻1 号以降の掲載になることがあります.採録論文はJ-STAGE と日本色彩学会ホームページから,オンラインにて公開(あるいは早期公開)されます.

論文募集 Call for Papers

日本色彩学会論文誌公開ページ (J-STAGE): https://www.jstage.jst.go.jp/browse/csr/-char/ja
論文投稿クイックリファレンス:https://color-science.jp/gakkaishi/
投稿締切日:2025 年2 月28 日(金)
掲載巻号:論文誌 Vol.3,No.2(2025 年9 月30 日発行予定)
投稿先:日本色彩学会編集事務局(辻埜),Email: editor@color-science.jp

「あたらしい色彩」講座(第8回)「花火の光と色」

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「あたらしい色彩」講座(第8回)
「花火の光と色」
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日本色彩学会 教育普及委員会が主催する「あたらしい色彩」講座は、毎回異なる分野の専門家をお招きし、普段はなかなか聞くチャンスのない講義内容を通じて、貴重な学びの場を提供するものとなっております。

花火は火薬の燃焼により光や色、音、煙、運動等の効果を演出する観賞用娯楽品です。光と色は花火の重要な演出効果です。炎色反応を利用した花火は多彩な色を出すことができます。アルミニウムやチタンの粉末を用いた花火は単純な銀色や金色の光を発するだけですが、火炎が非常に明るいため豪華な印象を人々に与えます。

本講義では花火の種類や仕組みを簡単に紹介したうえで、花火の光や色を詳細に解説します。また、実例を挙げながら花火の色の評価方法も紹介します。

開催日時:2024年12月21日(土)13:30~15:00
会場:ZOOMによるオンライン開催
講演者:丁大玉先生(元 足利大学)

●お申し込みは、こちらのフォームからご登録ください。
[申し込み締め切り:12月16日(月)]
https://forms.gle/4j4VobsKvP6fyoC18

講演者略歴:1958年生まれ、中国出身。1991年南京理工大学博士課程修了、工学博士。同大学講師を経て、95年法政大学の外国人客員研究員に就任。2005年足利工業大学(現足利大学)助教授、07年准教授、11年より教授に就任。2024年に定年退職。

丁大玉先生

【参考】

丁先生のご研究が紹介されているWeb記事です。是非ご覧ください。
https://emira-t.jp/ace/6952/
https://www.athome-academy.jp/archive/engineering_chemistry/0000001138_all.html

●お申し込みは、こちらのフォームからご登録ください。
[申し込み締め切り:12月16日(月)]
https://forms.gle/4j4VobsKvP6fyoC18

参加費:色彩学会会員、賛助会員  1,800円  非会員(一般)  3,600円
    色彩学会学生会員    1,000円  非会員(学生)  2,000円
※欠席の場合には参加費のご返金はできません。

・支払い方法
Paypal/銀行振り込み(三井住友銀行・三菱UFJ銀行)

※銀行振り込みの場合、支払い手数料については参加者負担となります。
※Paypal支払い、振込先の詳細は申し込みフォームにてご確認ください。

※非会員の方は、参加申し込み期限までに本学会への入会をお申し込みになった場合、会員価格で参加できます。この機会にぜひ入会をご検討ください。

日本色彩学会へのご入会はこちらから
https://color-science.jp/membersfee/

入会に関するお問い合わせ先は学会事務局まで (Tel. 03- 5913-7079、E-mail: office@color-science.jp

「あたらしい色彩」講座(第7回)「平安時代のファッションカラー」

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「あたらしい色彩」講座(第7回)
「平安時代のファッションカラー」
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日本色彩学会、教育普及委員会では、これまでご好評を頂いてまいりました「あたらしい色彩」講座を、引き続きシリーズ開催いたします。

第7回となる今回は、平安時代の貴族たちが、かさね色や位色というしきたりとともに、「日々の装いとして、どのように色を取り入れていたか」という視点を取り入れ、新たな切り口で解説する試みとなります。

「装束」とせずに「ファッションカラー」と謳わせて頂いた理由は、当時の貴族にとって日々の装いとは、現代に生きる私たちが「ファッションのTPOを踏まえた上で、自分らしさを表現する」というものと近似した側面があったのではなかろうかという視点です。日本色彩学会員の方はもちろん、本テーマに関心のある、幅広い方々のご参加をお待ちしております。

※なお、「あたらしい色彩」講座(第8回)は「花火の色(仮題)」2024年12月21日(土)13:30-15:00を予定しております※

●お申し込みは、こちらのフォームからご登録ください。
https://forms.gle/8BAifaXhb91WqbsY7

開催日時:2024年11月2日(土)13:30~15:00 ※オンライン配信※
[申し込み締め切り:10月28日(月)]
講 演 者:國本 学史(くにもと のりふみ)氏
所  属 :慶應義塾⼤学⽂学部/通信教育部⾮常勤講師、日本経済大学非常勤講師、共立女子大学建築デザイン学部非常勤講師、⻩岡師範学院美術学院特聘教授、西安美術学院特聘教授
講師紹介:慶應義塾⼤学⼤学院⽂学研究科美学美術史学専攻博⼠課程単位取得満期退学。専門は⽇本美術史、⽇本⾊彩⽂化史。美術における⾊彩の歴史、絵具・染料・⾊名の歴史的展開、歴史上の服飾と色彩名称、近代⽇本における⾊彩学の受容、色彩教育の歴史的展開等について研究。

主な講義内容
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なぜ平安時代にファッションカラーが隆盛したか
奈良と唐の影響、位色と日常
ジェンダー的視点から見た平安のファッションカラー
平安時代から現代まで、雅の時代からの系譜
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参加費:色彩学会会員、賛助会員  1,800円  非会員(一般)  3,600円
    色彩学会学生会員    1,000円  非会員(学生)  2,000円
※欠席の場合には参加費のご返金はできません。

・支払い方法
Paypal/銀行振り込み(三井住友銀行・三菱UFJ銀行)

※銀行振り込みの場合、支払い手数料については参加者負担となります。
※Paypal支払い、振込先の詳細は申し込みフォームにてご確認ください。

※非会員の方は、参加申し込み期限までに本学会への入会をお申し込みになった場合、会員価格で参加できます。この機会にぜひ入会をご検討ください。

日本色彩学会へのご入会はこちらから
https://color-science.jp/membersfee/

入会に関するお問い合わせ先は学会事務局まで
(Tel. 03- 5913-7079、E-mail: office@color-science.jp

●お申し込みは、こちらのフォームからご登録ください。
[申し込み締め切り:10月28日(月)]
https://forms.gle/8BAifaXhb91WqbsY7

【講座概要】
「あたらしい色彩」講座(第7回)
「平安時代のファッションカラー」

 日本の平安時代の女性の衣服として、「十二単」の服飾美が見られます。
 十二単は通称で、「女房装束」とも呼ばれます。華麗で色彩の妙を競う女房装束はなぜ女房装束と言われるのでしょうか。また、女房装束を彩る「かさね色」がなぜ生まれたのでしょうか。
 かさね色は、男性の衣服にも見られますが、男性貴族は宮中で、黒や赤の衣服を着ています。では、男性のファッションカラーは、どのように表現されたのでしょうか。

 本年は、NHKの大河ドラマ「光る君へ」において、雅な平安貴族の世界が描かれます。確かな時代考証によって描かれる歴史絵巻を、より深く楽しむための知識を得られる機会となれば幸いです。

 また、ジェンダーの視点から、女性達のファッションを考える視点も学び、「あたらしい色彩」の学びの視点に繋がることを期待します。

 平安時代に見られた壮麗な色彩は、実は平安時代以降も続き、現代まで続いていると言えます。平安時代だけで消えてしまわなかった日本の色彩美を一緒に見て行きましょう。

以上

2025年度(令和7年度)役員及び代議員,支部役員立候補者 募集

会告 2025年度(令和7年度)役員及び代議員,支部役員立候補者 募集

選挙管理委員会 委員長 武井 昇

 一般社団法人日本色彩学会定款,選挙規程,ならびに支部規程に基づき,来年度改選の役員及び代議員と支部役員の立候補者を下記要領にて募集します.任期は2025年度総会から2027年度総会までの2年間です.なお一般社団法人日本色彩学会定款では,会長,副会長は理事の中から選出することになっているため,選挙時点では全員理事として選出されます.また,支部規程では支部長,支部監事は役員の中から選出することになっているため,選挙時点では全員支部役員として選出されます.
 選挙は,立候補者と理事会・支部役員会による推薦候補者を合わせた候補者を対象に来年2月に実施します.

役員改選数 理事6名 監事1名
代議員改選数 24名(関東支部10名,関西支部9名,東海支部5名)
支部役員改選数 18名(関東支部6名,関西支部6名,東海支部6名)
応募資格 2024年11月1日において正会員であること.
ただし,2024年11月2日~2025年2月20日の間に退会しないこと.
また,選挙管理委員でないこと.
選挙人資格 2024年11月1日において正会員または名誉会員であること.
ただし,2024年11月2日~ 2025年2月20日の間に退会しないこと.
立候補要件 役員への立候補には30 名以上,代議員と支部役員への立候補には3名以上の正会員の推薦がそれぞれ必要です.ただし,支部役員への立候補はその支部に所属する正会員であることが必要です.
応募締切 2024年11月30日(土) ※当日消印有効
応募方法 氏名,所属,連絡先,支部名,略歴(100 字以内),学会活動歴(研究会活動,支部活動,本部活動など)をA4 用紙1 枚に書き,必要数の推薦を証明する書類を付して,下記応募先に郵送してください.書式はとくに指定しませんが,どの役職に立候補するのかを明記して,必ず本人が申し込んでください.
受付受理 応募された方には受付受理書をお送りします.2024年12月10日までに受理書が届かない場合には,学会事務局までお問い合わせください(12月15日締切).
応募先 〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1-16-9 平野ビル3F
一般社団法人日本色彩学会 選挙管理委員会
e-mail:office@color-science.jp  Tel & Fax:03-5913-7079

教員公募のお知らせ

教員公募のお知らせ

このたび、筑波大学芸術系では、下記の通り教員を募集します。詳しくは下記のHPにてご確認ください。
准教授または助教 Associate or Assistant Professor:1名
専門分野:美術またはデザインまたは世界遺産学 Art or Design or Heritage Studies
仕事内容・職務内容:筑波大学芸術系において、芸術専門学群「英語基礎演習A、B、C(科目名が変更になる可能性もあります)」「専門語学(英語)」ほかの担当予定
授業科目のほか、美術・デザイン・世界遺産学に関する教育・研究を行う。

大学HP(和文):
https://www.tsukuba.ac.jp/about/jobs-information/
大学HP(英文):
https://www.tsukuba.ac.jp/en/about/jobs-information/
JREC-IN(和文):
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D124041174&ln=0
JREC-IN(English):
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D124041174&ln=1

募集期間:2024年5月22日まで(必着)