*** 本企画は終了しました ***

令和3年度秋の研究会旬間(研究会大会)のページ

※随時更新していますので,最新の情報をご確認ください.

令和3年度の研究会大会は,「秋の研究会旬間」と題して,各研究会あるいはいくつかの研究会の連合体によるオンライン企画の集まりとして実施いたします.


■期間 2021年(令和3年)11月20日(土)〜11月27日(土)
■会場 遠隔会議システム(Zoom)によるオンライン開催・接続方法はオンライン会場内で参加者に通知されます
■スケジュール 参加登録をいただくと,以下のすべての行事に参加できます.
11月20日(土) 13:30〜17:30
11月21日(日) 11:00〜12:00
13:00〜16:00
16:30〜18:30
11月23日(火・勤労感謝の日) 14:00〜16:30
11月27日(土) 10:00〜12:00,
14:00〜16:00

■参加登録&参加費 参加登録は11月14日(日)に〆切りました.
下記の日時までに参加登録をいただき,参加費の入金(クレジット払いに限ります)が確認されれば,当該行事に間に合うようにオンライン会場へのご案内をお送りいたします.
期限参加できる行事
11月18日(木)24時 11月20日行事(5研究会合同研究発表会)およびそれ以降の行事
同上 11月21日行事(教育普及委員会プレ講座,LOJ&LC共催トークイベント,交流会)およびそれ以降の行事
11月22日(月)24時 11月23日行事(色彩教材研究会研究発表会)およびそれ以降の行事
11月25日(木)24時 11月27日行事(環境色彩研究会WEBミーティング)
参加登録フォームはこちら
参加費支払いサイト(クレジット払い)はこちら
会員種別参加費(前納のみ)
正会員・賛助会員2,000円
学生会員1,000円
非会員(一般)3,000円
非会員(学生)1,500円
名誉会員無料


■11月20日(土)13:30〜17:30
色彩科学系5研究会(画像色彩研究会,感性・データ科学・コスメティクス研究会,視覚情報基礎研究会,色覚研究会,測色研究会)による合同研究発表会

セッション1 座長:大住雅之(測色研究会主査,オフィス・カラーサイエンス)

発表番号発表時刻著者名(所属)発表題目
kentai2021-5sg0113:30〜13:50平岡理香,田中緑,堀内隆彦(千葉大学) 評価方法の違いによる物体の光沢感スコアに関する実験的考察
kentai2021-5sg0213:50〜14:10清川宏暁(東京工業大学),山内泰樹(山形大学大学院),永井岳大(東京工業大学),Juno Kim(University of New South Wales)半透明感を生起させる画像情報の解明―光沢成分と陰影成分を用いたモデル化―
kentai2021-5sg0314:10〜14:30小野郁美,門谷晶子(関西ペイント)自動車ボディカラーにおけるホワイトパールの研究
kentai2021-5sg0414:30〜14:50杉山隼太,眞鍋佳嗣,矢田紀子(千葉大学大学院)物体検出を用いた色の恒常性ネットワークの精度向上の研究

招待講演 座長:溝上陽子(色覚研究会主査,千葉大学大学院)

岡嶋克典(横浜国立大学) 「質感と色の5次元理論」

セッション2 座長:鈴木卓治(画像色彩研究会主査,国立歴史民俗博物館)

発表番号発表時刻著者名(所属)発表題目
kentai2021-5sg0516:10〜16:30小野崎優花,佐藤弘美,溝上陽子(千葉大学大学院)色覚異常の色弁別に対する錐体感度シフトモデルの検証
kentai2021-5sg0616:30〜16:50落合信寿,近藤寛之(産業医科大学)色覚の多様性に配慮した安全色のリスク認知に関する予備的検討―高齢者における評価―
kentai2021-5sg0716:50〜17:10室屋泰三(国立新美術館)絵画画像の特徴的色彩領域に基づく再帰的階段関数系による色彩分析における領域分割の考察
kentai2021-5sg0817:10〜17:30太田哲(洋画家)素数と色彩調和論(4)


■11月21日(日)11:00〜12:00
教育普及委員会による『新編色彩科学ハンドブック』解説講座プレイベント

教育普及委員会では,2021年秋より「新編色彩科学ハンドブック」解説講座を開催します.本講座では,これまで分かりにくいと感じていた「色彩科学」の知識を共有する場を提供します.講座として取り上げる各トピックは,それぞれのレベルに応じた内容とする予定ですので,初学者向けの講座から最先端のハイレベルな講座まで,臨機応変に対応してまいります.
『新編色彩科学ハンドブック』解説講座自体がどのような内容なのか,なかなかイメージが付きづらい方もいらっしゃるかもしれません.各章の要素を簡単にとりだし,講座の内容とその後の質疑の様子をお伝えいたします.初心者の方も歓迎致しますし,もちろん質疑をふくめて専門分野とされている方にも対応した内容になっております.
本イベントでは,プレイベントとして第7章および第19章について紹介を致します.色彩調和論とカラー画像の情報処理がトピックとなりますので,文系,理系問わない内容となっておりますので,是非積極的にご参加ください..
テーマ話者
企画紹介若田忠之(早稲田大学)
第7章:色彩調和論酒井英樹(大阪市立大学)
第19章:カラー画像の情報処理富永昌治(長野大学)
本講座では講座で取り上げる章やトピックテーマを募集しております。興味のある方はぜひアンケートにご回答ください


■11月21日(日)13:00〜16:00
美しい日本の色彩環境を創る研究会(LOJ)・くらしの色彩研究会(LC)共催によるオンライントークイベント「色は世界を駆ける,色を未来に架ける」

第1部:色は世界を駆ける

●「レオナール・フジタの色彩」

講演者:三木学氏(文筆家/編集者/ソフトウェアプランナー)
世界的な画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)の展覧会『フジタ―色彩への旅』(ポーラ美術館,2021年4〜9月開催)で作品の色彩分析を担当した三木学氏に,故・平井経太氏(千葉大学准教授)による色補正の話題も交えながら,色彩の魅力を分析的に解説いただきます.

●「日本の美しい色風景,世界の美しい色風景」

講演者:港千尋氏(多摩美術大学教授)
『日本の美しい色風景』サイトの立ち上げを記念して,『フランスの色景 写真と色彩を巡る旅』の著者の港千尋氏をゲストに迎え,海外の美しい色風景を紹介いただき,このプロジェクトに関する意見交換をいたします.

第2部:色を未来に架ける

●「多様性と色彩」

ゲスト:伊賀公一氏(CUDO副理事長/視覚情報デザインコンサルタント)
ゲスト:疋田万理氏(SPICY代表/メディアプロデューサー)
ファシリテーター:篠森敬三氏(高知工科大学教授)
『色弱が世界を変える』著者の伊賀公一氏と,メディアの視点からダイバーシティを考え,差別や偏見を減らす報道に従事した疋田万理氏のお二人をゲストに迎え,マジョリティとマイノリティの視点を紹介いただきながら,違いを越えて生きる重要性や,未来社会に向けての色彩教育などについてディスカッションします.

【登壇者プロフィール】

◆三木学氏(文筆家/編集者/ソフトウェアプランナー)
奈良県出身.独自のイメージ研究を基に,現代アート・建築・写真・色彩・音楽などのジャンル,書籍・空間・ソフトウェアなどメディアを横断した著述・編集を行っている.著作として,共編著『フランスの色景』『新・大阪モダン建築』,展示『アーティストの虹−色景』(あいちトリエンナーレ2016),画像色彩分析ソフト『Feelimage Analyzer』,画像から音楽を自動生成するソフト『mupic』など.『日本の美しい色風景』プロジェクト企画提案者の一人でもある.
◆港千尋氏(多摩美術大学教授)
神奈川県出身.写真家・著述家.多摩美術大学情報デザイン学科教授.記憶,イメージ,群衆などをテーマに制作,著述,キュレーションなど幅広い活動を続けている.第52回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー.あいちトリエンナーレ2016では芸術監督として「虹」(多様性)と「旅」をテーマにした.『風景論―変貌する地球と日本の記憶』『フランスの色景―写真と色彩を巡る旅』など 風景や色彩に関しても多数の著作があり,近著は『現代色彩論講義 本当の色を求めて』.
◆伊賀公一氏(CUDO副理事長/視覚情報デザインコンサルタント)
徳島県出身.早稲田大学社会科学部中退.コンピュータに魅了されApple製品やAdobeソフト編集を極めながらITベンチャーの 役員を経て,ソラノイロLLC代表取締役,CUDO(カラーユニバーサルデザイン機構)副理事長.CUDO専属テクニカルアドバイザーとして,数多くの講演やセミナー,コンサルテーションを担当.P型強度の色覚をもち,ヒトの色覚の多様性に関心がある.著書に『色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線』.
◆疋田万理氏(株式会社 SPICY代表/メディアプロデューサー)
名古屋市出身.早稲田大学商学部卒業.朝日新聞との合弁会社ハフポスト日本版で動画ニュースサイトを担当.ミレニアル世代 向けのニュースサイト編集長などを経て,2019年に株式会社SPICY起業.これまでに,マララ・ユスフザイのインタビュー,TEDxトーク登壇(英語),TBS「グッとラック」2019年水曜レギュラー.NHK「クローズアップ現代」「あたらしいテレビ」「フェイクバスターズ」出演.令和時代のカルチャースクール「Classmate|クラスメイト」を運営し,ファッションコース・コミュニケーション理論コースなどを展開.40代以上のための「学び」を,大学教授や専門家と共につくっている.
◆篠森敬三氏(高知工科大学教授)
東京都出身.東京工業大学大学院修了.高知工科大学情報学群の教授,学群長,情報学コース長.専門は,視覚心理物理学, 色彩工学,感性情報処理,カラーユニバーサルデザイン,脳科学など.色弱者に対するカラーユニバーサルデザイン,高齢者のための視環境対策,サインや表示等の改善,インターフェイスの改善や色評価などに取り組むとともに,視覚応答速度,色恒常性,脳内色覚情報処理などの研究も行っている.バリアントール(TM)の開発メンバーの1人.


■11月21日(日)16:30〜18:30
交流会

※交流会費は無料です.各自お飲み物と軽食をご持参・ご用意ください.

オンラインの交流会もすっかりめずらしくなくなりましたね.というわけで,研究会旬間の催しに交流会を加えることになりました.飲むもの食べるものはセルフでご用意いただくことになりますが,参加者相互の交流を温めていただければ幸いです.複数のオンライン会議室をご用意いたします(ブレークアウトルーム)ので,小グループでのおしゃべりも可能です.奮ってご参加ください.
なお,交流会の冒頭で,以下の発表・お知らせを行います。


■11月23日(火・勤労感謝の日)14:00〜16:30
色彩教材研究会による研究発表会

色彩教材研究会では先の5研究会合同研究発表会とは別に独自の研究発表会を開催します.ベテランの先生方と新人の方々を含め6名の登壇者が発表を行います.この発表会の特色は,文系研究を対象とし、色彩に興味を持たれ、独自に研究されている方の為の発表のチャンスを提供する場であると考え、門戸を広くしていることです.

プログラム

発表番号発表題目発表名(所属)
kentai2021-tm01 韓国の伝統美「丹青」タンチョンの色彩に係る文献と視察調査 園田好江氏(ラピチャンスカラーサロン)
kentai2021-tm02 持続可能なCMF価値創出についての考察と提案 安岡義彦氏(Color with)
kentai2021-tm03 尾形光琳作「風神雷神図」 古風翻案の試み 千田道代氏(女子美術大学付属高等学校・中学校 早稲田実業学校初等部 非常勤講師)
kentai2021-tm04 ブラウザ上での回転混色のシミュレーション 浅野晃氏(関西大学総合情報学部教授)
kentai2021-tm05 和紙千代紙の歴史と色と図案柄 〜絵師・画家たちの挑戦〜 瀧川優子氏(色彩教材研究会)
kentai2021-tm06 日本の美意識の多様性 ―言語文化論の視点から― 吉村耕治氏(関西外国語大学短期大学部名誉教授)


■11月27日(土)10:00〜12:00,14:00〜16:00
環境色彩研究会による試験的WEBミーティング 特別編

2021年度の環境色彩研究会の行事として,環境色彩に関する話題を話し合うミーティングを開催します.話題提供 :15分〜60分,意見交換会 :60〜90分程度の時間配分で,環境色彩に関する話題を気楽に語り合う,研究発表会よりはカジュアルで気楽な意見交換の場です.今回は環境色彩研究会の会員以外の方にもご興味を持っていただける話題を2題ご用意しました.皆様のご参加をお待ちしております.

●午前の部(10:00〜12:00)

永田 泰弘(環境色彩研究会会員)
「一人でもできる景観色彩基準の提案」

●午後の部(14:00〜16:00)

金銅久美子(環境色彩研究会会員)
「チグハグなイメージを与える色の使用に関する報告」
杉山 朗子(環境色彩研究会会員)
「最近のまちの色―白黒&高彩度」
伊藤 幸(環境色彩研究会会員)
「社会問題である空家等の再生に係るまち並みの色彩」


※2021年11月12日以前の古い告知ページは
こちら(記録用).

日本色彩学会ホームページへ URL:
Copyright 1998-2021 The Color Science Association of Japan. All Rights Reserved.