(一社)日本色彩学会 2022年度(第5回)
『MIC(Most Impressive Color)2022』
〜2022年を彩った色〜
第5回の2022年度も, 『MIC(Most Impressive Color)2022』〜2022 年を彩った色〜として,一年間を色彩という目線から振り返り, その年のイメージを共有するべく, 2022年を代表する色を募集いたしました. 231件の応募より日本色彩学会にて厳正に選考した結果, 下記の色を『MIC 2022』〜2022 年を彩った色〜として決定させていただきました.
「緑」
本年度の応募結果(図1)は地政学的リスクに起因する選定が多く,「緑」は平和を願う象徴色として, エコロジーな観点からファッションアイテムに多く取り入れられたこと, また癒しを求めて緑色に惹かれたなどという理由から第1位となりました. 「青」と「黄」はウクライナの国旗や国花の向日葵を目にする機会が多い年として挙げられました. 2022 FIFAワールドカップ開催後は日本代表選手団のユニフォーム色であるジャパンブルーの応募数が増加し, 第2位が「青」, 第3位が「黄」となりました. また, 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連して, コロナ対策と経済活動の両立に向けた希望の色として「黄」, これから色付く, どんな色にもなれるような年などという意味での「白」など, 昨年とは異なる理由で, コロナと共に新しく動き出した社会に光が差し込むことをイメージした応募も多数いただけました.
「緑 (グリーン)」の応募者より当選者を選定し, 2023年3月21日(火・祝)午後にオンライン開催予定のICD(International Colour Day)2023にて授賞式を執り行います. 決定色当選者および応募時に応募者優待を希望された皆様には, ICD開催前に改めてご連絡をさせていただきます.
本年度も日本色彩学会員の皆様, 色彩に携わる幅広い方々のご協力を賜り, 多数の参加応募をいただきましたこと, 厚く御礼申し上げます. 次年度MIC 2023も何卒ご支援を賜りますよう宜しくお願いいたします.
2022年12月28日
(MIC・ICD担当:高田)
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