美的感性研究会ワークショップ「美しい色風景アイデアフラッシュ」開催報告

  • 美的感性研究会
  • 2023年07月11日

美的感性研究会ワークショップ「美しい色風景アイデアフラッシュ」開催報告

【日時】7月6日(木)13時~16時
【場所】名城大学情報工学部innovation hub
【参加者】学生9名+社会人10名(美的感性研究会:会員6名)
【ファシリテータ】三尾幸司(一般社団法人社会デザイン・ビジネスラボ/株式会社JSOL)
企画: 三尾幸司(一般社団法人社会デザイン・ビジネスラボ/株式会社JSOL)
    川澄未来子・渡邉千穂(日本色彩学会美的感性研究会SIGAAS)
協力: 名城大学学びのコミュニティ創出支援事業
   「美的感性データライブラリ構築と地域創生・価値教育への応用」
    名城大学理工学部川澄研究室

 美的感性研究会の初のイベントとして,色風景を題材にしたアイデアソンを実施した.
 学生も交えたアイデアソンは,参加したメンバーにとっても普段あまり体験しないものであり,様々な視点での意見交換は刺激になったとともに,リアルでの久しぶりの再会を楽しむ場面も見られた.
 研究会の前身にあたる美しい日本の色彩環境を創る研究会で考案され,学会HP上で運営されている「日本の美しい色風景サイト」は少しずつ充実され,現在500件を超える風景が基本情報と共にアップされており,学会員が研究に役立てることができる素材としても拡充を続けている.
 本イベントでは社会人と学生の混合グループ4チームに分かれ,上記を題材に,三尾氏のファシリテートにより,社会デザイン・ビジネスラボのアイデア出し手法である「いのべ場」を活用しながら,3時間の間にキーワード出しからグループ討議により,数多くのアイデアの種が生まれた.アイデアの中には研究視点だけでなく事業視点もあり,「美しい」「風景」「色彩」の様々な解釈が混ざり合い,認識の幅を広げることができた.
 結果は参加者で共有し,今後の研究テーマの種とするとともに研究会での活用や次ステップへ結びつけることを検討していく.
 今後はコロナ禍を経て得たオンラインの良さを活用しつつ,少しずつリアルでの交流も行いながら研究成果に結びつく活動を積極的に行っていきたいと考えている.
 最後にイベント開催にご協力いただいた名城大学生の皆さんと社会デザイン・ビジネスラボ/株式会社JSOLの三尾氏、歌津氏に感謝をいたします.

以上