公開シンポジウム「映画作品のデジタル復元と色彩」開催のお知らせ

  • 画像色彩研究会
  • 2005年05月31日

*** 本記事の内容は古いものです.6月21日付の最新記事をご覧ください ***

公開シンポジウム「映画作品のデジタル復元と色彩」開催のお知らせ

日時:2005年6月25日(土)11:00~13:00
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 小ホール
(東京都中央区京橋3-7-6, http://www.momat.go.jp/FC/fc.html,
地下鉄銀座線京橋駅出口より徒歩1分,
JR東京駅八重洲南口より徒歩10分.)
主催:日本色彩学会画像色彩研究会 (sigCI)
共催:日本色彩学会関東支部
コーディネータ:室屋泰三(国立新美術館設立準備室)

入場は無料です.非会員でも参加できます.事前の申込みは不要です.

プログラム:
第1部 講演 「映画フィルムのデジタル復元の現状について」
演者:常石史子(東京国立近代美術館フィルムセンター)
第2部 座談会「映画フィルムの色彩とデジタル復元を考える」
常石史子(東京国立近代美術館フィルムセンター)
市原恭代(宝仙学園短期大学)
鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)
室屋泰三(国立新美術館設立準備室・コーディネータ)

開催趣旨とシンポジウムの内容:
映画作品のデジタル復元は,フィルムという経年変化により劣化しやすい
媒体の上に記録されている映画作品を,後世に伝えるための技術的な可能性
のひとつです.フィルムそのものをよりよい状態で保存する努力が,東京国
立近代美術館フィルムセンターなどのフィルムアーカイブにおいて行なわれ
ている一方,保存状態の悪いフィルムを上映可能とするなどのために,デジ
タル復元技術は役立つものと期待されています.
このシンポジウムでは,はじめに第1部として,東京国立近代美術館フィ
ルムセンターにおいて映画フィルムのデジタル復元に携わる常石史子氏に,
その現状と動向についてご講演いただきます.フィルムの復元はどのよう
な手順で,またどのような技術が用いられるのか,また,デジタル復元に
はどのような問題があるか,などについてご紹介いただきます.
ひきつづき第2部では,常石氏と色彩学の研究者による座談会を行ない,
映画フィルムの色彩とデジタル復元について議論を行ないます.会場から
も広く意見を募り,デジタル復元における色彩の問題について,参加者の
理解を深めることを目指します.
色彩を専門とする方はもとより,映画保存に関心のある方,色彩を勉強
する学生など,多くの方々のご来場をお待ちしております.

本シンポジウムに関するお問い合わせは,sigCI事務担当(下記)で承
ります.

sigCI事務担当
Email: sigci@visithp.jp
郵送:〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117
国立歴史民俗博物館 研究部 鈴木卓治気付
FAX: 043-486-4299(研究部鈴木卓治宛を明記のこと)
sigCI-Web: http://sigci.visithp.jp

以上.