視覚情報基礎研究会の第11回研究発表会が，3月10日(土)に工学院大学
新宿キャンパスで開催されました．今回は，日本色彩学会関東支部との
共催という新しい試みでもあり，関東支部から多くの方が出席され，
79名の参加となりました．
査読プロセスを通過した9件に一般講演を依頼し，招待講演の2件と
あわせて充実した研究発表会となりました．研究発表会では，まず主査
によるプログラム説明があり，その後招待講演が2件，一般講演が
3セッション開催されました．

招待講演では，関東支部より推薦いただいた小町谷 朝生氏
(東京藝術大名誉教授)と本研究会主査の富永 昌治氏(千葉大)の2名に
ご講演いただきました．

一般講演は3セッション開催されました．「視覚・色彩情報処理」
セッションでは，分光画像処理，視覚情報処理，照明環境評価に関する
研究発表がありました．「フレッシュマンセッション」では，学部学生
による４件の色彩や質感に関する研究発表がありました．「色彩文化」
セッションでは，壁画の色彩と歴史情報の可視化に関する２件の研究
発表がありました．引き続き，総合討論が行われ，主に発表者と聴衆者
との間で，活発な討議がなされました．

研究会の後に総会が開催され，次年度の役員体制，今年度の事業報告
と決算報告，および次年度の事業計画と予算案の全てが承認されました．

次回は，６月に東京近郊で開催予定です．

日　時：2012年3月10日(土)　午前10時00分～午後5時10分
場　所：工学院大学新宿キャンパス A-0542教室

プログラム：
10:00～10:10 主査の挨拶
10:10～11:10「視覚・色彩情報処理」一般講演2件
11:10～12:00 招待講演1: 小町谷朝生氏(東京藝術大名誉教授)
13:20～14:20「フレッシュマンセッション」一般講演4件
14:25～15:15 招待講演2：富永昌治氏(千葉大)
15:30～16:10「色彩文化」一般講演2件
16:10～16:30 総合討論
16:40～17:10 研究会総会