2017年9月2日(土)くらしの色彩研究会勉強会「香りからイメージする配色表現」「ファッショントレンド2017AW」

  • くらしの色彩研究会
  • 2017年09月04日

2017年9月2日 くらしの色彩研究会勉強会「香りからイメージする配色表現」「ファッショントレンド2017AW」

2017年9月2日、多田真奈美氏による「香りからイメージする配色表現」の研究報告と、乾宏子氏による「ファッショントレンド2017AW」が開催され、講師を含め19名が参加した。

「香りからイメージする配色表現」の研究報告
くらしの色彩研究会の「色と香りの研究部会」では、2012年より全国大会にて、同一のテーマで継続発表をしており、今回は今年の第48回全国大会での研究発表の内容を中心に報告して頂いた。
「香りを配色で表現する」という楽しい発想を基にしたパッケージデザインの作成、そしてその心理評価分析の様子と、研究がどのように展開してきたかを知ることができた。配色が言葉よりも豊かに香りのイメージを表現できるという可能性を実感できた他、身近なテーマから研究に発展させた実例として、参加者からも大きな関心が寄せられたのではないだろうか。

「ファッショントレンド2017AW」
乾氏によるファッショントレンド講座は、2015年の秋より1年に2回開催している人気のセミナーである。毎回、インターカラー選定色に始まりJAFCAファッションカラー、プルミエールヴィジョンの情報、5大コレクションを熟察し、世界のニュースの情報も取り入れながら、独自の分析をしたファッショントレンドを指南して頂いている。今年も流行色・プルミエールヴィジョン・5大コレクションの中でも評価を集めたブランドのコレクションについて説明があった上で、この秋冬注目すべき4つのテーマ「ウォーム&コージー:暖色系を中心とした肌ざわりの良さやクラフト感、懐かしさを感じるレトロなデザインと柄、洗練されていない雰囲気で表現されるスタイル」・「ストロング&コンフィデント:女性の芯の強さをクラシカルなテーラードスーツスタイルを中心に甘さも忘れずに表現」・「ダイバーシティマインド:様々な多様性を表現したスタイルでその多様性を受け入れるマインドを表現」・「スーパーファンクショナル:機能的な新しい素材を使った未来的なスタイル」を提案して頂いた。さらには各ファストファッションブランドにて、それらの流行がどのように落とし込まれているかについても説明して頂いた。