測色研究会研究発表会 発表・参加募集のご案内(第2報) 

  • 測色研究会
  • 2018年12月18日

《PDFファイルによるご案内はこちら》

測色研究会 研究発表会 発表・参加募集のご案内(第2報)

2018年度の測色研究会の発表会についてご案内致します。今年度の研究発表会は、デジタルアーカイブをテーマにします。また例年同様、研究発表を募集致します。デジタルアーカイブはもとより、本研究会の発表分野に沿って、広く発表を募集致します。ふるってご応募くださいますよう、お願い申し上げます。

また、今回、デジタルアーカイブをテーマとした企画として、セミナー1件、招待講演1件を行います。セミナーでは、日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所の土田勝氏が講師を務め、「市販デジタルカメラを用いたマルチバンド撮影と色再現/分光反射率の推定」と題し、実際の機器や講師の所有する骨董品を対象に、過去に行ったデジタルアーカイブの経験を踏まえた解説を、デモを行いつつ実施します。また、長野大学 企業情報学部の田中法博先生を講師にお迎えし、「計測データとCG技術に基づいた文化財のデジタルアーカイブ」と題した特別講演を実施いたします。講演では田中先生の長年にわたるデジタルアーカイブに関するご研究を俯瞰して頂き、油彩画、日本刀のCG再現の取り組みに加え、既に実物が失われてしまった古城(小諸城)の城郭を古文書や現地計測に基づいてCG復元する取り組みを紹介して頂きます。
是非、この機会に研究会発表のご応募、並びにご参加を、宜しくお願い致します。

測色研究会 主査 大住 雅之, 武井 昇

1.研究発表会実施概要

日時: 2019年3月6日(水) 10:00 ~ 17:30
(総会含む、開催時間帯は発表応募件数の関係で変更の可能性があります。)
場所: タワーホール船堀 401会議室
〒134-0091 東京都江戸川区船堀4-1-1 TEL:03-5676-2211 (都営新宿線船堀駅隣接)
参加資格: どなたでも参加頂けます。参加費用は無料です。
懇親会: 発表会の後、ささやかながら懇親会を予定しております。

2.研究発表募集概要

発表資格: 日本色彩学会、色材協会の会員が少なくとも1名、発表者の中に含まれていることが必要
です。会員は正会員、学生会員、賛助会員の企業の方等、その種別を問いません。
既発表、未発表いずれの内容も、当研究会の主旨に沿うものであれば受け付けます。
発表方式: 口頭発表としますが、以下の内容を可とします。
・登壇者は複数でも構いません。共同発表に名を連ねていれば、登壇可能です。
・発表はプロジェクターを基本としますが、その他、サンプルや実機デモ、ポスターの併用も構いません。プロジェクターはご要望によりFull HD(1920×1080Pixel)も可能です。
・壇上には机、及び電源を用意します。
・発表毎に最低5分間のインターバルを設けます。
・英語での発表も可とします。
発表持ち時間:最長30分とします。最低3分の質疑時間の確保を義務とし、それ以外は発表者の配慮により発表と質問の時間配分は自由です。発表途中での質問の受付、双方向の議論など、発表者の主導により行うことを可とします。
発表審査: 申し込み時に500字程度の概要を提出頂き、プログラム委員会にて審査します。
審査結果は後程、通知致します。申し込みの際の概要は英語での記載も可とします。
尚、審査は2名の委員により行います。
発表論文: 発表者の方は、審査通知後、発表論文の提出をお願いします。
ページ数はA4用紙で2~6P、英語での記載も可とします。

発表分野:
次の分野の発表を募集します。色彩計測に関連する方法や計測結果に基づく研究発表等、様々な視点での発表を期待します。また、学生発表も、勿論、歓迎します。発表が初めての方も、気軽に挑戦されては如何でしょうか。

①物理測色 ②視感測色 ③デジタルアーカイブ
④マルチバンド・分光イメージング ⑤肌色測定 ⑥環境測定
⑦表色系 ⑧色差 ⑨色票
⑩混色,調色,CCM(Computer Color Matching) ⑪メタメリズム ⑫その他

参加費:    無料 (参加者には事前に発表論文集のPDFをダウンロードして頂きます。)
申込方法:
こちらの申込用紙に記入の上、下記宛て、e-mailにて「発表希望」と明記の上、ご送付下さい。
※受領しましたら、その旨、返信致します。もし、受領確認の返信が1週間経過して無い場合、必ず、お尋ね下さい。
e-mail:    kobayashi.shinji@jcri.jp
(日本色彩研究所 小林信治)
発表申込締切:
2019年2月3日(日)
※尚、発表可能となった場合、発表論文の提出締切は、2019年2月28日(木)です。

3.特別企画:
セミナー:
「市販デジタルカメラを用いたマルチバンド撮影と色再現/分光反射率の推定」
講師:日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所 メディア情報研究部 メディア認識研究グループ 土田 勝氏
概要:市販のデジタルカメラを用いてのマルチバンド撮影(可視6バンド+赤外)の方法と、分光反射率推定およびPCモニター上での色再現に関する一通りの手順の紹介と実演を行います。大判カメラを用いての高精細画像撮影方法も、併せて紹介します。この方法を用いて、筆者らは実際に文化財のデジタルアーカイブを行っています。色再現を試してみたい被写体の持込も歓迎します。

招待講演:
「計測データとCG技術に基づいた文化財のデジタルアーカイブ」
講師:長野大学 企業情報学部 田中法博先生
概要:本講演では、3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)技術に基づいたデジタルアーカイブ技術について具体的な研究事例を交えながら解説する。3DCGに基づいたデジタルアーカイブでは、対象となる文化財を自分が見たい位置から、見たいシーンで鑑賞することができる。しかしながら、3DCGに基づいたデジタルアーカイブでは、形状計測の問題、周囲の照明環境に対して物体表面で生じる光沢・陰影の色再現等といった3DCG特有の課題が存在する。本講演では、その課題の解決のためにどのような試みがなされているのか、具体的な事例として油彩画、日本刀のCG再現の取り組みに加え、既に実物が失われてしまった古城(小諸城)の城郭を古文書や現地計測に基づいてCG復元する取り組みを紹介する。

4.参加申込方法:
参加費: 無料 (参加者には事前に発表論文集のPDFをダウンロードして頂きます。)
申込方法:
「参加希望」と明記の上、氏名、連絡手段(住所、電話番号、e-mailアドレスのいずれか)、測色研究会員・非会員、一般、学生の区別を、下記の方法にてご連絡下さい。
e-mail:    kobayashi.shinji@jcri.jp
(日本色彩研究所 小林信治)
※懇親会参加の予定をお知らせください。
参加申込締切:
2019年3月1日(金)

※皆様の参加をお持ちしております。

5.会場案内:

以上