2020年12月13日(日)日本色彩学会 令和2年度研究会大会報告 『コロナと色彩』シンポジウム第1部 「ウィズコロナの新たなくらしと未来への挑戦」
- くらしの色彩研究会
- 2021年02月02日
2020年12月13日(日)日本色彩学会 令和2年度研究会大会報告
『コロナと色彩』シンポジウム第1部 「ウィズコロナの新たなくらしと未来への挑戦」
令和2年度研究会大会はオンライン開催となったため、くらしの色彩研究会もそれに向け、ZOOMによる綿密な打ち合わせを重ねながら、制作&準備を行った。
くらしの色彩研究会の発表は、大会2日目午後の『コロナと色彩』シンポジウム第1部「ウィズコロナの新たなくらしと未来への挑戦」と銘打って開催された。
まずはくらしの色彩研究会メンバー10名により制作されたビデオクリップ「色彩のチカラ」を紹介した。研究会活動のために作成した新しいロゴマークとともに、ウィズコロナにおけるマスクや色彩がテーマの動画5編が、印象的なビジュアルや音楽と共に流された。
その後、3名のシンポジストによるトークリレーとディスカッションが催された。トップバッターの栗山志明氏は,ファッションマーケティングディレクターの立場から,ハイブランドのトレンドがコロナ禍でどのような影響を受けたか,分析的・論理的かつわかりやすく報告してくださった。2人目の塩崎良子氏は,ご自身の闘病経験から,患者さんの心を明るくするファッション提供活動や,新しいビジネスへの熱意をご紹介くださった。最後の石丸みどり氏からは、スマホのアプリを使ってマスクに映像を映す「マスクリーン」が紹介され,自粛生活中に子どもたちが創造活動を楽しんだ様子を、実演を交えてご説明いただいた。また、各トークリレーでは、くらしの色彩メンバーがファシリテーターとして、シンポジウムをサポートさせていただき、さらに、エンディングに至る随所随所には華やかなポイント映像が差し込まれ、シンポジウムを彩った。
今回の研究会大会は、オンライン開催だからこその新しいチャレンジによってシンポジウム全体が一つの作品になり、私たち研究会の新しい活動へと繋がる貴重な機会になった。
※当日使用した代表的なスライド画面を、以下に掲載いたします。
※ビデオ・クリップ(3点)は外部リンク(YouTube)にても、お好きなサイズでご覧いただけます。
『コロナと色彩』シンポジウム第1部目次
オープニング「We love colors! ハートマスク」 多田真奈美
色彩のチカラ・導入部分
色彩のチカラ・「マスクファッション」 疋田千枝 松澤真紀
色彩のチカラ・「マスク便りfrom ロンドン」
伊佐治容子 動画制作:岡田郁代
色彩のチカラ・「スポーツマスク」 渋谷典子
色彩のチカラ・「虹色染めマスク」 住吉佳子
「ウィズコロナにおける ファッションとカラー」 栗山志明氏
Facilitator 住吉佳子 高松操
「人生のさいごまで、イロドリ豊かに 患者らしくより 私らしく生きる」 塩崎良子氏
Facilitator 岡田郁代
「withコロナを楽しむデジタルコンテンツ マスクリーン」 石丸みどり氏
Facilitator 浅見ゆかり 冨本いちこ
ディスカッション 栗山氏 塩崎氏 石丸氏
Facilitator 川澄未来子
エンディング