美的感性研究会 23年度見学会in富山開催報告
- 美的感性研究会
- 2024年03月07日
美的感性研究会 23年度見学会in富山開催報告
美的感性研究会の会員向け見学会を開催しました.建築、工芸、景観と様々な色彩に触れ,この季節には珍しい快天の下,美しい景色とともに過ごした2日間でした.
【日 時】 2024年2月17日(土)13:00 ~ 2月18日(日)11:30
【公開研究会】 1. 美的感性研究会について(名城大学・川澄未来子)
2. 北陸新幹線を核としたコンパクトシティの形成(富山大学・秋月有紀)
3. 富山の景観の見どころ(愛知県立芸大学・林英光)
【見 学 先】 ・国宝勝興寺 (非公開の「経堂」含む)
・モメンタムファクトリーOrii(銅の着色)
・能作(鋳造)
・諏訪町本通り、内川・新湊の町並
・新湊大橋、東岩瀬の町並
【参 加 者】 16名
公開研究会で富山の都市計画や見どころを学んだ後,見学先を巡りました.1日目は国宝勝興寺の浄土真宗の考え方に基づく,参拝者第一の装飾の考え方を知りました.Oriiさんでは化学反応による着色によって銅に唯一無二の表情を与える実演を見学し,大量生産では得られない価値を実感しました.また,能作さんでは鋳造の工程を見学できる施設の整備荷で集客し,観光スペースを設けて自社だけでなく他の観光資産とつなぐ役割を果たしている姿を見ることができました.
2日目は景観づくりをテーマに、八尾型住宅の街並みや,日本のベニスと言われる新湊の内川沿いを散策し,生活と景観づくりとの関係性を考えさせられました.今後も研究会では地方都市を中心に様々な美的感性に触れる見学会を計画していきます. 最後に今回の見学会について全面サポートいただいた富山コンベンションユーロ―小城様はじめ、皆様方に感謝申し上げます.