論文募集「色覚」特集号 2026年2月28日 投稿締切
- 2025年11月01日
2025年11月1日
特集号担当編集委員長 溝上陽子
論文募集 Call for Papers
色覚論文特集号 Color Vision Special Issue
日本色彩学会論文誌編集委員会では,日本色彩学会論文誌(Color Science Research)の第4巻2号(2026年12月20日発行予定) において,色覚(Color Vision)論文特集号を企画しています.つきましては,特集号に掲載する論文(原著論文,研究速報,研究資料)を募集いたします.皆様からのご投稿をお待ちしております.
主旨
色覚の研究は,かつては眼球や網膜から大脳に至る視覚系における,比較的低次レベルのメカニズムに焦点を当てたものが主流でした.しかしその後,色覚に対する高次の脳処理の関与が明らかになるにつれ,研究対象は心理学,認知科学,脳科学などの分野と重なり合うようになっています.一方で,近年ではLEDをはじめとする新しい固体光源や,広色域ディスプレイの普及に伴い,色覚における個人差が改めて注目されています.それにより,これまで常識とされてきた錐体感度特性や等色関数といった基本的な特性についても,再検証の動きが進んでいます.こうした背景を踏まえ,最新の研究成果を通して,多様な視点から色覚研究の現在の到達点と今後の展望を共有する場としたいと考え,「色覚」をテーマとする論文特集を企画いたします.
対象とする領域・分野・テーマ
本特集号では,ヒトおよび動物の色覚に関する多角的な研究を対象とします.たとえば,色覚の神経メカニズム,進化,生理,心理物理学的評価,行動との関係,個体差,加齢・色覚異常・異文化に関連する色覚の多様性,色彩認知と学習,色の情報処理など,基礎から応用に至るまで幅広い分野を含みます.さらに,比較認知科学,視覚工学,ヒューマンインタフェース,教育・福祉といった応用的・発展的な領域における色覚研究も歓迎します.
投稿論文の執筆と取扱い
原著論文および研究報告は刷り上がり10ページを,研究速報は刷り上がり4ページを目安に執筆して下さい.執筆要領は通常と同じです.査読も通常と同じ手続きで実施します.なお採録までの論文修正が複数回に及ぶ場合や,採録論文数が多い場合には,論文誌第5巻1号以降の掲載になることがあります.採録論文はJ-STAGEと日本色彩学会ホームページから,オンラインにて公開(あるいは早期公開)されます.
投稿方法が2025年から変わりました!
論文投稿・審査システム(Editorial Manager®)を2025年2月より運用開始しています.投稿に関する詳細は,学会ホームページ上端の「刊行物」から,論文誌ポータルページ(https://color-science.jp/journal/)をご参照下さい.
投稿締切日: 2026年2月28日(土)
掲載巻号: 論文誌 Vol.4,No.2(2026年12月20日発行予定)
問い合わせ先: 色覚論文特集号(正副編集委員長) Email: special-issue-ed(at)color-science.jp
* 上記メールアドレスの(at)は,半角@に置き換えて下さい
日本色彩学会論文誌ポータルページ: https://color-science.jp/journal/
論文投稿クイックリファレンス: https://color-science.jp/gakkaishi/
日本色彩学会論文誌公開ページ (J-STAGE): https://www.jstage.jst.go.jp/browse/csr/-char/ja