第二回印東太郎賞授与式 受賞記念講演

  • 2012年10月03日

第二回印東太郎賞授与式
受賞記念講演

日 時: 10月6日(土) 16時30分~18時

場 所: 東京都港区三田2-15-45

慶應義塾大学三田キャンパス東館6階 G-SEC Lab

受賞者: 星野崇宏 氏

「印東太郎賞」設立の経緯
印東太郎(いんどう たろう)慶應義塾大学名誉教授・カリフォルニア大学名誉教授
1923年生まれ、1945年慶應義塾大学文学部卒業後、同大助手となり、1973年まで同大教授。その後、カリフォルニア大学アーヴァイン校教授となり、2007年米国で死去。
没後、遺言に基づき慶應義塾大学文学部心理学研究室へ寄付がなされ、その寄付金を基金として印東太郎賞が制定されました。この賞は印東太郎博士と関係の深かった日本色彩学会、日本基礎心理学会、日本行動計量学会、日本認知心理学会からの推薦を受けて、選考委員会が授賞者を決定するものです。

受賞者:星野崇宏 氏(名古屋大学経済学研究科准教授、日本行動計量学会会員)
星野崇宏氏は計量心理学、統計科学とそのマーケティングサイエンス、行動経済学への応用を行っておられる気鋭の研究者です。方法論の研究としては因子分析モデルや項目反応理論、選択バイアス、離散選択モデルの研究を中心に活躍しておられ、計量心理学においては最も評価の高い学術誌であるPsychometrika誌にcorresponding authorとして4本論文を採択させ、またPsychometric Societyの国際大会において招待講演を行うなど、欧米の研究者からも注目されています。加えて優れたアイディアと協調性から認知心理学、言語脳科学、視覚心理学、教育評価、パーソナリティ心理学など様々な共同研究の中心的存在として活躍しておられ、成果はBrain, Cognition, Biological Psychology, Journal of Cognitive Neuroscience、心理学研究、教育心理学研究など国内外の学術誌に掲載されております。