環境色彩研究会からのお知らせ

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2009年5月21日(木) 2009年7月25日(土) イブニング・レポート2009・夏の勉強会

日本色彩学会環境色彩研究会
イブニング・レポート2009・夏の勉強会 -ご案内 

 環境色彩研究会主催の「イブニング・レポート」勉強会を、今年度は夏と冬にて開催いたします。今回は夏の勉強会として夕刻から、パナソニック電工(株):照明計画ご担当の橋本 樹さんをレポーターにお迎えして、ランプの違いによる演出方法の実例や照明による光害、LEDの性能とコストなどについてお話いただきます。
 色彩は光によって大きく影響を受けます。ぜひ新たな発見・情報収集・ヒントを得る、
または交流の場として、お気軽にご参加ください。

【イブニング・レポート2009・第1回】

■テーマ  :『あかりの基礎知識とLEDを中心とする新商品の動向について』
■レポーター: 橋本 樹
        パナソニック電工 照明事業本部所属。照明計画、建築CADを担当。 
        日本色彩学会正会員。環境色彩研究会会員。浅草の景観色彩調査に参加。
■日  時 : 2009年7月25日(土) 18:00〜19:30
        1時間程度の報告と30分の意見交換会を予定
(終了後 懇親会を予定しています)
■会  場 : 日本色彩学会会議室(目白・陶幻倶楽部2階) 
        新宿区下落合3−17−42(JR目白駅より徒歩5分)
        日本色彩学会事務局 Tel:03-3565-7716
■参 加 費 : 1,000円(資料代)
■定  員 : 20名(申込順)※定員を超えた場合は、その旨連絡いたします。
       当日は、環境色彩研究会会員はもちろん一般の方でも参加できます。
■申込締切 : 7月20日(月)まで
■申 込 先 : エスケー化研 SKカラーデザインセンター 高山美幸 幹事まで 
        E-mail:miyuki.t@sk-kaken.jp ・氏名、会員/非会員、メールアド
        レス、Tel&Faxなどを明記してお申込みください。
・申込みの際のタイトルは「イブニング・レポート」としてください。

※環境色彩研究会では、学会員の方へ研究会の入会者も募集しています。入会ご希望の方は、同時にお申込みください。当日申し受けいたします。
※また、イブニング・レポート、アフタヌーン・レポートのレポーターも同時募集しています。
お問い合わせは、高山美幸 幹事(E-mail:miyuki.t@sk-kaken.jp)まで。

2009年5月1日(金) 景色通信Vol.15『倉吉〜赤瓦と白壁と黄色い舗装』

[PDF版はここをクリックしてください]

景色通信Vol.15
『倉吉〜赤瓦と白壁と黄色い舗装』

 春、桜には少し早い時季に倉吉を訪れた。町のなかを流れる玉川という小川沿いに江戸、明治期に建てられた白壁土蔵群が残され、観光拠点になっている。土蔵は表通りの店鋪の細長い敷地で、一番奥に位置する川に沿って建てられたものが、まとまって残されている。石州瓦の赤瓦に白い漆喰壁と黒い焼き杉の壁の基礎には、しっかりとした石垣が組まれ、澄んだ水には鯉が泳いでいるという図式で保存されていて、土蔵は観光客のために利用されているものもある。
 一帯の区域が保存的な方針で整備されているようで、表通りの一部は黄色い舗装工事が完成したばかりであったが、黄色酸化鉄の顔料色そのままの鮮やかな黄色になっていて違和感を覚えた。やがて汚れと酸化によって、土色に変わって行くだろうが、それでも人工的な色の感じは残るであろう。地方の色を大切にするのなら、中国山地の土や、それが海に流れてできた海岸の砂の色や質感を持たせる路面舗装の技術が開発されると、まだ舗装がなかった時代の景観がよみがえり、地方色が出て面白いと思う。(永田泰弘)









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Akiary v.0.61 (retouched)