色彩教材研究会からのお知らせ

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2015年10月14日(水) カード型教材制作ワークショップ参加者募集

カード型教材制作ワークショップ参加者募集

●カード型教材制作ワークショップの概要
 昨年度に開催した、テーマは参加者個人が企画して制作する形の「カード型教材の制作ワークショップ」を今年度も開催します。
 参加希望者は、永田泰弘宛にメールで申し込んでください。
 昨年度は、メールの交換で進め、学会会議室で4、5回程度ワークショップを行いましたが、今年度は、参加者の自宅での制作を原則として、メールの交換の他に、希望者は足立区保木間の永田のオフィスに個人的に来てもらい進行することに致します。この日時は定めず、参加者と永田の調整により決めることにし、来所の時間帯は10時から16時の間で、定員は3名以下とし、昼食は弁当持参といたします。
 テーマの選定や、カードの仕上げの手伝いなどには、永田が相談に乗ります。
 また、制作されたカード型教材の実用化の検証、研究発表会に向けたサポートにつきましては吉澤が相談に乗ります。

◇インストラクター:永田泰弘 担当幹事:江副好美 
 アドバイザー:吉澤陽介(色彩教材研究会主査)

●申込先メールアドレス:nagataya@jcom.zaq.ne.jp
●参加資格:日本色彩学会会員以外の一般の方の参加も認めます。
●参加費:交通費は自己負担。その他は原則として無料。
●配布物:参考とするテーマの一覧や、カード型教材のフォーマットなど。
●会場:東京都足立区保木間2−16−4 
東武スカイツリー線竹ノ塚駅下車約1,500m。参加者には案内図を送信します。
●参加者が用意するもの:パソコン、必要なソフトなど。
●カードの教材としての使用:
「3色配色1と3色配色2の優劣を比較させる。」
「複数セットのカードを並べ、指定した質問に答えさせる。」
「教室で生徒にテーマを与えて、同様のカードの制作を指導する。」
などが考えられます。
●作品の公表:参加者の意思を確認した上で、各自の作品は、学会のホームページで概要を紹介し、研究発表会や全国大会での発表する他に、CDにコピーした作品集を希望者に有料頒布したり、個人間での交換システムも考えてみます。カード型教材を作成した後のモニタリング・学習効果などの評価測定などは各自が行い、発表に組み込んでください。
●初めて制作する方のための初歩的テーマの参考例
イメージや事象を3色配色で表現することを原則とします。これは、写真やイラストを使用しないので、色の指定と文章だけで、誰でも簡単に出来ます。
カードは次の内容の4枚一組で構成します。
テーマとタイトル(文字)、コメント(75字前後)、3色配色1と3色配色2(CMYKやマンセル値、PCCSなどで指定)の4枚のカードで構成します。
◇単体型:「愛」などの各自が選択したテーマを用い、二つの3色配色で表現する。
3色配色は大中小のメインカラー・サブカラー・アクセントカラーで表現する。
着色図形は同心円や同心正方形などを用いる。
◇反対語型:「暖かい」:「寒い」、「永遠」:「一瞬」など2セット8枚のカードを制作する。
◇三名数型:「日本三景」、「日本三名山(富士山・立山.白山)」などをテーマに12枚のカードを制作する。
◇四名数型:「四季(春・夏・秋・冬)」、「パーソナルカラーの四シーズン」などをテーマに16枚のカードを制作する。
◇五名数型「五味(甘・酸・辛・苦・鹹)」、「五大陸」などをテーマに20枚のカードを制作する。
◇多名数型:二十四節季などをテーマとする。
●パーソナルカラリストの方への提案
四シーズンをテーマにして、3色配色やデザイン画などで、季節毎の服装や、テイスト別のセットを制作するといいでしょう。
●昨年度のワークショップに参加した方への提案
制作要領が判っているので、自由に展開してください。ただし、今年の最終仕上りデータはA4サイズのPDFの4枚セットに致しますので、ご注意ください。
●アドビのイラストレータソフトをお持ちの方への提案
最初からイラストレータを使い、A4横位置のアートボードを用い、縦横比が3:4の画面を制作してください。起承転結型の場合は4枚で1セットになります。ただ、4枚にこだわる必要はありません。
●アドビのイラストレータソフトをお持ちでない方への提案
ワードなどのソフトを使って、カードの制作に挑戦するか、文字原稿、色指定、
写真などの各材料を揃えて、仕上げをインストラクターに一任するかの選択をしてください。
●カード型教材の作り方
1)最初にテーマを決めます。例えば「山の四季」とします。
2)次にそのテーマの構成内容(タイトル)を決めます。例えば「山の春」、「山の夏」、「山の秋」、「山の冬」とします。
3)ひとつの構成内容を何枚のカードで表現するかを考え、枚数を決めます。
例えば「山の春」のグループは「タイトルカード」、「コメントカード」、「3色配色カード1」、「3色配色カード2」の4枚構成を1セットにします。
これにより、テーマ「山の四季」は16枚のカードで構成されることになります。
4)「タイトルカード」に記載する文字は、テーマの「山の四季」、タイトルの「山の春」、制作者の氏名(例:永田泰弘・東京永田・瑠璃立羽など、また連名もあります)、6桁の整理番号(年号1桁・個人番号2桁・タイトル番号2桁・カード頁番号1桁)は必須です。整理番号は研究会が指定します。その他に写真の著作権者名など制作者が必要と思うものを入れてください。
5)「コメントカード」に記載する文字は、200字以内程度で、自由に入れてください。
6)「3色配色カード1」、「3色配色カード2」の材料は、記載する文字データと共に、色情報をイラストレータで入力できるCMYK値が最適なので、各色の位置が判るような情報も付して準備してください。やむをえない場合は、PCCSの色記号やマンセル値でも構いません。
7)「タイトルカード」、「コメントカード」、「3色配色カード1」、「3色配色カード2」の記載文字はワードのデータとして、最初に作られることをお勧めします。
8)作図はアドビのイラストレータで、A4横位置のアートボードを用い、縦横比が3:4の画面を制作するように、180mm×240mmの長方形の中に配置してください。横位置にする理由は映写して使うことを想定しています。縦位置にしたい場合にはしてください。
9)フォントは読みやすさや美しさを優先して自由の選んでください。
10)作図が終わりましたら、PDF化して保存し、タイトルごとに「ファイルを単一のPDFに結合」して完成形にしてください。
11)これらのPDFを利用して、任意サイズのカードにプリント出力をしたり、任意のパワーポイントに編集することが出来ます。
12)これらの完成形のPDFを有料頒布用のCDに掲載してもよいかどうかを判断し、研究会書式の「掲載承諾書」に可否を記入して提出してください。
また、研究発表会などでの発表可否の意思表示もお願いします。
以上

2015年10月14日(水) 色彩教材研究会 2015(平成27)年度 第2回幹事会 議事録

[PDF版はここをクリックしてください]

会議名 : 日本色彩学会 色彩教材研究会 2015(平成27)年度 第2回幹事会 議事録
日付 : 2015.9.28 (月)   時間 : 18:30〜20:30 DIC株式会社 本社

出席者 : ○    吉澤主査(○)                       井澤監事 (−)
網村幹事 (○)  江副幹事 (○)  小迫幹事 (○)  桜井幹事 (−)  竹下幹事 (○)
垣田顧問 (○)  北畠顧問 (○)  黒川顧問 (○)  永田顧問 (○)

議長 : 吉澤 陽介   記録(輪番制) : 江副 好美

議題[資料]
議題1 研究会規定について
・吉澤主査より、以前に苧坂学術委員長に質問状を送付。6月26日に質問状の回答あり。
研究会規定については現時点でも公表されていない。
今年度は法人化移行への調整期間であるので、これまでの規定に抵触しないよう、今まで通り活動をすすめる。会計においても、今年度は従来通りに行う。
・関東支部の状況を把握して、連携を取っていくために、役員に1人立候補する提案がなされた。
(もしくは、関東支部役員の光武智子氏に、入っていただくことも検討)


議題2 研究会の名称について
・色彩教材研究会の名前をはみ出して、もっと幅を広げて、会員の満足度につなげていく。活動に名称がついてくるというかたちで検討すべき。
多くの人が興味をもつようなイベントを行いつつ、まずは、幅広く活動していることを会員に知ってもらう。教材研究会が変わろうとしていることを発信。併行して、研究会のありかたを継続検討して、研究会の趣旨に合った名称を検討。今後のイベントのタイミングで名称の変更をお伝えして、会員に納得していただくということで、賛同が得られた。

議題3 企画について
・他の研究会と連携して活動の幅を広げていく。動員力を増やす。その起点として、くらしの色彩研究会と協賛を行うこととなった(「楽しく配色を学べるパステル画」10月31日[土] @日本福祉大学名古屋キャンパス)。
・細かい数人のチームがあったほうが良いが、大きなイベントは年に数回、定期的に行い、コミュニティーを成立させる、との提案がなされた。
・企画案としては、永田顧問より4案の提案があり、内容を精査中。
・北畠顧問より、トークショー(野坂氏)、手持ちの教材や本や資料のオークション、
・竹下幹事より「色と音の関係性を考える 五感ワークショップ1」の提案がなされた。
・また、NEWTON(「色と光の科学」2015年 03 月号)を使った勉強会については、吉澤主査が企画を作成する。

他、会員名簿について
・現会員については、退会希望者 7名を差し引いた96名とする。今後のご案内は、ニューズの他、今の名簿にとらわれずに、関東支部の登録者に対しても発信していく。

以上

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