視覚情報基礎研究会からのお知らせ

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2010年9月30日(木) 2010年度 第2回研究発表会 開催報告

 視覚情報基礎研究会の2010年度第2回(通算第6回)研究発表会が,9月18日(土)
に工学院大学新宿キャンパスで開催されました.今回は土曜日の開催にも関わ
らず,様々な分野から横断的に72名の参加がありました.一般講演には12件の
応募がありましたが,時間の制約などにより,査読プロセスを通過した9件に
講演を依頼し,招待講演の2件とあわせて充実した研究発表会となりました.
研究発表会では,まず主査よるプログラム説明があり.その後,招待講演が2件,
一般講演が4セッション開催されました.

 招待講演では,阿山 みよし氏(宇都宮大)と池内 克史氏(東大)の2名にご
講演いただきました.

 一般講演は4セッション開催されました.「モデリング」および「色彩画像
処理」セッションでは,それぞれ2件のご講演,「フレッシュマン」セッション
では3件のご講演,「調和・デザイン」セッションでは2件のご講演がありまし
た.引き続き,総合討論が行われ,主に招待講演いただいた先生方と聴衆者と
の間で,活発な討議がなされました.

日 時:2010年9月18日(土) 午前10時〜午後4時40分
場 所:工学院大学新宿キャンパスA1111教室

プログラム:
10:00〜10:10 主査の挨拶
10:10〜10:50「モデリング」一般講演2件
10:50〜11:30「色彩画像処理」一般講演2件
11:30〜12:20 招待講演1:阿山 みよし氏(宇都宮大)
13:40〜14:25「フレッシュマンセッション」一般講演3件
14:30〜15:20 招待講演2:池内 克史氏(東大)
15:30〜16:10「調和・デザイン」一般講演2件
16:10〜16:40 総合討論








2010年9月19日(日) 納谷嘉信記念シンポジウム

納谷嘉信記念シンポジウム −新しい色彩学を目指して− のご案内

                          実行委員長 富永昌治


 納谷嘉信先生は2009年5月29日に永眠されました.納谷先生は長年にわたり,
色彩学の広範な研究分野,とりわけ色彩調和,測色,色順応,色見えモデル等の
分野で多大な功績を残されました.先生は日本色彩学会に初期の頃より参画され,
色彩学研究の発展ならびに,会長(昭和59−61年)として学会運営に大きく貢
献されました.国際的にも,Color Research and Applicationの編集に長年尽力
され,組織委員長としてAIC Kyoto大会(平成7年)を成功に導くなど,AICや
CIEを含む国際的貢献は多大であります.また,色彩学の国際的リーダーとして
AIC Judd Award(平成5年)を受賞されました.
 納谷先生は色彩学研究の発展とともに,色彩学の若手研究者の育成に情熱をも
ってあたってきました.そこで,先生のご遺志を継ぐために,学術シンポジウム
を開催いたします.この学術シンポジウムでは,関連色彩研究の足跡を辿るとと
もに,最近の研究成果,解決すべき問題点を討論しますので,奮ってご参加くだ
さい.


日 時:2010年12月11日(土) 午前10時〜午後5時(シンポジウム終了後,偲ぶ会開催)
会 場:慶應義塾大学 日吉キャンパス(横浜市港北区日吉4-1-1)
 http://www.hc.keio.ac.jp/index-jp.html
    ・シンポジウム-第八校舎1階 812教室
    ・偲ぶ会-来往舎1階 ファカルティラウンジ

主 催:日本色彩学会
運 営:日本色彩学会 視覚情報基礎研究会
協 賛:日本照明委員会,照明学会,日本写真学会,応用物理学会分科会日本光学会,
    日本分光学会,色材協会,映像情報メディア学会, 情報処理学会,
    電子情報通信学会, 画像電子学会,日本視覚学会,日本基礎心理学会

会 費:非会員2,500円,会員2,000円※,日本色彩学会賛助会員1,500円,学生1,000円
    偲ぶ会5,000円
    ※協賛学会会員も会員扱いとする.

参加申し込み方法:当日参加も受け付けますが,準備の都合上できるだけ事前に
         参加申込をお願いいたします.
    氏名・所属・会員種別(非会員・会員・賛助会員・学生),
    シンポジウム(参加・不参加),偲ぶ会(参加・不参加)
    を記入の上,sig-fvi-staff@is.naist.jp 宛にメールでお申し込みください
    (締切:11月30日).

内 容:
10:00 主催者挨拶 (色彩学会会長,シンポジウム実行委員長)
10:15 〜 15:15 シンポジウム講演6件(途中昼食休憩1時間有り)
 ・側垣博明氏「最新の色彩調和研究」
 ・大田 登氏「納谷先生と測色研究」
 ・矢口博久氏「納谷先生とヘルムホルツ-コールラウシュ効果」
 ・橋本健次郎氏「光源の演色性評価方法−目立ち指数の開発と展開−」
 ・酒井英樹氏「Nayatani-Theoretical表色系とトーン概念」
 ・富永昌治氏「視覚特性を考慮した色彩画像処理」
15:30 〜 17:00 パネルディスカッション「色彩学研究の将来動向」(モデレータ 眞鍋佳嗣氏)
17:15 〜 19:15 納谷先生を偲ぶ会

(問い合わせ先)千葉大学 堀内隆彦 Email:horiuchi@faculty.chiba-u.jp

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日本色彩学会
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