視覚情報基礎研究会からのお知らせ

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2011年1月24日(月) 2010年度 第3回(通算第7回)研究発表会 プログラム

 視覚情報基礎研究会では,以下の内容で2010年度第3回の研究発表会を開催します.
本研究会では,多様な視覚情報を,色彩工学分野の研究者,技術者,学生らはもとより,
情報工学,計算機科学,心理学や認知科学,物理や光学などの幅広い分野の人々との
多角的に横断的に自由で闊達な発想と意見の交流を目指しています.奮ってご参加ください.

日 時:2011年3月5日(土) 午前10時〜午後5時30分
場 所:産業技術総合研究所 臨海副都心センター別館11階(お台場)会議室1〜2
    http://unit.aist.go.jp/waterfront/

    ※なお今回は,入館時に守衛口で会員名簿によって名前等の照合が必要となります.
     非会員の方はあらかじめ研究会に入会してください.

招待講演:「分光情報の修飾と可視化:スペクトルイメージング技術の新展開」
            中内 茂樹先生(豊橋技科大)
     「色彩と香りや音の調和に基づく多感覚研究の可能性」
            齋藤 美穂先生(早稲田大)

聴講資格:研究会会員(非会員の方は、事前にメールでsig-fvi-staff@is.naist.jp宛に
     ご入会ください。年会費は無料です。)
資料代:1,000円

プログラム
10:00 主査挨拶
10:10-11:10 セッション1「視覚・色彩文化」
 (1-1)「装束と幣帛における白の序列性・方位について―熱田神宮御衣祭の事例を通して」
       早川礎子(愛国学園大)
 (1-2)「異なる色温度の対応する色再現における不完全順応の非対称性について」
       石宝,田島譲二(名古屋市立大)
 (1-3)「エンドユーザによる分光計測を必要としないJIS S 0033視覚的コントラスト計算」
       坂本隆(産総研)

11:10-12:00 招待講演「分光情報の修飾と可視化:スペクトルイメージング技術の新展開」
              中内 茂樹先生(豊橋技科大)

12:00-13:20 昼食休憩
13:20-13:50 セッション2「フレッシュマンセッション」
 (2-1) 「楽曲と色を関連付けた音楽配信サイトの研究」
       寺田結佳,市原恭代(工学院大)
 (2-2) 「画像内の物体認識が彩度順応に与える影響」
       亀崎千絵,溝上陽子,矢口博久(千葉大)

13:55-14:45 招待講演「色彩と香りや音の調和に基づく多感覚研究の可能性」
              齋藤 美穂先生(早稲田大)

14:45-14:55 休憩
14:55-16:15 セッション3「色彩画像処理」
 (3-1)「視覚の中心対周辺場理論に基づく階調・コントラスト・鮮鋭度の協調変換モデル」
       小寺宏曄(小寺イメージング研究室)
 (3-2)「色ノイズの知覚特性と画像処理への応用」
       庄原誠,小谷一孔(北陸先端大)
 (3-3)「絵画のテクスチャ表現方法の検討」
       石坪和人,堀内隆彦,富永昌治(千葉大)
 (3-4)「GPUを用いた適応的分散分光レイトレーシング」
       山本純平,平井経太,堀内隆彦,富永昌治(千葉大)

16:15-16:45 総合討論

16:50-17:30 研究会総会

なお,研究会総会終了後,18:00頃より新橋・豊洲周辺にて懇親会を予定しております.
参加ご希望の方は,sig-fvi-staff@is.naist.jp宛にお申し込みください.

最新情報は,視覚情報基礎研究会のWebページに掲載していきますので,ご覧ください.
http://www.color-science.jp/bbs/sig_shikaku/index.html

2011年1月4日(火) 納谷嘉信記念シンポジウム 開催報告

 2009年5月に永眠されました納谷嘉信先生は,色彩学研究の発展とともに,
色彩学の若手研究者の育成に情熱をもってあたってこられました.先生の
ご遺志を継ぐために,納谷嘉信記念シンポジウム−新しい色彩学を目指して− 
が12月11日(土)に慶應義塾大学日吉キャンパスで開催されました.シンポジ
ウムには,日本全国から106名もの参加者がありました.
 この学術シンポジウムでは,はじめに,納谷先生とともに長年研究に携わっ
てこられた6名の研究者から,それぞれ異なったテーマでご講演いただき,
関連色彩研究の足跡を辿りました.
 その後,今後の色彩研究を担っていく若手研究者の代表をパネラーに迎え,
最近の研究成果,さらに将来にわたって解決すべき問題点を会場の参加者と
ともに討論するパネルディスカッションが行われました.
 シンポジウム終了後,場所を移して偲ぶ会が41名の参加者によって開催さ
れました.ご子息の納谷信氏からご挨拶をいただいた後,先生と苦楽を共に
された多くの方々から,写真やビデオを交えた懐かしいお話があり,故人を
偲びました.

日 時:2010年12月11日(土) 午前10時〜午後5時
    (シンポジウム終了後,偲ぶ会開催)
会 場:シンポジウム - 慶應義塾大学 日吉キャンパス 第八校舎1階 812教室
  偲ぶ会 - 来往舎1階 ファカルティラウンジ

プログラム:
10:00 主催者挨拶 (色彩学会会長,シンポジウム実行委員長)
10:15 〜 15:15 シンポジウム講演6件(途中昼食休憩1時間有り)
 ・側垣博明氏「最新の色彩調和研究」
 ・大田 登氏「納谷先生と測色研究」
 ・矢口博久氏「納谷先生とヘルムホルツ-コールラウシュ効果」
 ・橋本健次郎氏「光源の演色性評価方法−目立ち指数の開発と展開−」
 ・酒井英樹氏「Nayatani-Theoretical表色系とトーン概念」
 ・富永昌治氏「視覚特性を考慮した色彩画像処理」
15:30 〜 17:00 パネルディスカッション「色彩学研究の将来動向」
 ・モデレータ 眞鍋佳嗣氏
 ・パネラー  堀内隆彦氏,溝上陽子氏,土田勝氏,大槻理恵氏
17:15 〜 19:15 納谷先生を偲ぶ会





















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日本色彩学会
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