視覚情報基礎研究会の第12回研究発表会が,6月23日(土)に東京塗料
会館地下1F会議室で開催され,65名の参加がありました.
査読プロセスを通過した8件に一般講演を依頼し,招待講演の2件と
あわせて充実した研究発表会となりました.研究発表会では,まず主査
によるプログラム説明があり,その後招待講演が2件,一般講演が
3セッション開催されました.
招待講演では,小高 泰氏(産業技術総合研究所)と日浦 慎作氏
(広島市立大学)の2名にご講演いただきました.
一般講演は3セッション開催されました.「画像表示システム」
セッションでは,文化財の展示システムとHDR画像表示システムに関する
研究発表がありました.「視覚情報処理」では,色覚異常者の色知覚や
見えの改善,さらに色空間の変換関数の提案がありました.「計測処理
と視感評価」セッションでは,人の肌を対象とした計測、表示、評価に
関する研究や,色信号の推定に関する研究発表がありました.引き続き,
総合討論が行われ,主に発表者と聴衆者との間で,活発な討議がなされました.
今回は新たな試みとして企業展示のブースを設け,2件の企業の出展と,
研究会会場となった日本塗料工業会の色見えやデザインに関する展示を
行いました.
次回は,9月15日(土)に工学院大学新宿キャンパスで開催予定です.
日 時:2012年6月23日(土) 午前10時00分〜午後5時00分
場 所:東京塗料会館地下1F会議室
プログラム:
10:00〜10:05 主査の挨拶
10:05〜10:45「画像表示システム」一般講演2件
10:45〜11:45 招待講演1: 小高 泰氏(産業技術総合研究所)
11:45〜12:00 企業展示紹介:3件
13:30〜14:30「視覚情報処理」一般講演3件
14:30〜15:30 招待講演2:日浦 慎作氏(広島市立大学)
15:40〜16:40「計測処理と視感評価」一般講演3件
16:40〜17:00 総合討論