2009関東支部大会+公開シンポジウム

  • 2009年03月28日

日本色彩学会関東支部 2009関東支部大会

《 関東支部総会 + 公開シンポジウム 》

日本色彩学会関東支部では、2009関東支部大会を下記の通り開催いたします。奮ってご参加下さい。(関東支部長 鈴木恒男)

【日  時】平成21年3月28日(土) 13:00~17:30 ( 懇親会18:00~20:00 )
・13:00~13:30 平成21年度日本色彩学会関東支部総会
・13:50~17:30 公開シンポジウム『色彩現象の解明は脳内研究で出来るのか』(定員100名)

【会  場】東京家政学院短期大学 4F階段教室 (東京都千代田区三番町22)
市ヶ谷駅(JR総武線/有楽町線・南北線/都営新宿線)または半蔵門駅(半蔵門線)徒歩8分
アクセスマップはhttp://www.kasei-gakuin.ac.jpをご参照下さい。

【参加申込】 シンポジウム・懇親会へのご参加は、記載事項明記の上、3月15日までにお申し込み下さい。
申 込 先: 関東支部事務局( e-mail:kanto@color-science.jp fax:045-566-1374 )
記載事項: ① 氏名 ② 連絡先 ③ 会員種別 (名誉/正/賛助/学生/非会員) ④ 懇親会参加の有無
参 加 費: シンポジウム ( 正会員2,000円 / 名誉会員・賛助会員・学生1,000円 / 一般3,000円 )
懇  親  会 ( 3,000円 )

■平成21年度関東支部総会■
3月28日(土) 13:00~13:30

関東支部の活動方針を決定する重要な会議です。出席のお届けは不要です。会員各位には万障お繰り合わせの上ご出席をお願いします。

議  事 ・平成20年度事業報告、平成20年度収支報告、監査報告
・平成21年度事業計画、平成21年度収支計画、支部役員改選、その他

■公開シンポジウム:色彩現象の解明は脳内研究で出来るのか■
3月28日(土) 13:50~17:30

最近の科学の進歩で注目されている研究に脳に関する研究があり、脳科学者との言葉すら生まれている。色彩学に関してもこの流れは起こっており、従来は心理物理的測定や尺度構成法で測定されていた色彩現象の測定を脳内の変化で行うことが行われている。今回のシンポジウムでは色彩現象の解明は脳内研究で出来るとの立場で横浜国立大学の岡嶋克典先生、出来ないとの立場で文星芸術大学の小町谷朝生先生に基調講演をお願いし、その後フロアーを交えてこの問題を討論すること行う。

講演1 「脳はどこまで脳を理解できるのか? 〜色覚の脳内機構について考える〜 」 (14:00~15:20)
岡嶋 克典 氏 (横浜国立大学 大学院環境情報研究院准教授)
外界の光は脳内で色として知覚されますが、色を一種の符号とみなすことで光から色の情報変換機構は科学的に説明可能です。しかし、「色をどのように感じられているのか?」、「色の実体は何か?」については未だ答えが出ていません。今回は、色覚の情報変換機構について概説し、「色の脳内表現」について考えてみたいと思います。

講演2 「 脳がノーという 」(15:30~16:50)
小町谷 朝生 氏 (文星芸術大学教授)
脳はカメラ・オブスクラではない。しかし、両者の光学的かつ工学的原理は同じだ。眼の超精密機械的な遂行にはだれも感謝もしないが、カメラ・オブスクラが巨大化した奥行は連日拍手喝采だった。そんな違いを考えながら、色彩世界をのぞいてみたら何がでてくるのだろう。

総合討論 (17:00〜17:30)  司会:鈴木 恒男 (慶應義塾大学教授)