平成24年度日本色彩学会東海支部 平成24年度講演会のご案内

  • 2012年12月08日

「加齢と色覚 ―――色視力も含めた―――」

本年度の講演会では,社会保険中京病院・眼科主任部長の市川一夫先生をお招きし,近年明らかになってきた,加齢と色覚についてお話いただきます.お誘い合わせの上,ぜひご参加ください.

【講 師】:市川一夫氏(社会保険中京病院 眼科主任部長/大連医科大学 客員教授)

【日 時】:2012(平成24)年12月8日(土) 15:30~17:30

【会 場】:日本福祉大学・名古屋キャンパス南館401室(名古屋市中区千代田5-22-35)
JR鶴舞駅または地下鉄鶴舞駅下車,直ぐ
(http://www.netnfu.ne.jp/nagoya/sisetu/access.htm )

【内 容】:眼科検査で行われる色覚検査は,先天色覚異常に特化されていると言ってよい.先天異常は,自覚しないが赤緑異常がほとんどであり正常者と明らかに異なるため,診断指導しやすい.これに対し,正常者でも加齢により色覚異常が起こるが,多くの後天的な異常と異なり,徐々に起こるがゆえに自覚に乏しい.そのため視力は落ちなくともいろいろな場面で情報の欠落が起こっている.加齢による色覚異常は,青黄色覚異常が多いと古くから報告されてきている.高齢化時代を迎え,中高年も社会的に活躍する時代がきており,この異常が問題になってきているので今回は,色覚の加齢についてお話する.1)まず全色相にわたって検査できる標準色覚検査表第3部スクリーニング表(SPP3)で3歳から90歳までの正常者1万名以上のデータについてお話する.2)色視力を測定できるようにしたので正常者の色視力の加齢について話す.この2つの結果から,実際に加齢によっておこる具体的な眼科医の実例をあげそのメカニズムを解説する.

【後 援】色覚研究会

【参加費】:無料

【申込み】:参加を希望される方は、お名前、ご所属、会員・非会員の別を添え、11月28日(水)までに,下記支部事務局まで,e-mail等で下記までお申し込みください.

〒464-0083名古屋市千種区北千種2-1-10 名古屋市立大学大学院芸術工学研究科 原田昌幸
e-mail harada@sda.nagoya-cu.ac.jp Tel. 052-721-3285 Fax. 052-721-3110(芸術工学部事務室)