《関東支部・人文系研究会合同開催》 公開講座「研究論文の書き方半日講座-論文を書く醍醐味を知る-」

  • 2017年07月28日

関東支部長 名取和幸
色彩教材研究会 主査 永田泰弘
パーソナルカラー研究会 主査 稲垣有美子
(協力)環境色彩研究会

色彩学は学際的な学問分野で、広い研究領域を持っています。実験に基づく自然科学的な領域以外に、建築や環境、さらに、色彩文化や言語、美術、ファッションなど、いわゆる人文系の広大なテーマがあります。実験系の研究者であれば、研究を論文にして発表することが仕事ですから、日々、その稽古を積まれています。一方、人文系の課題に関心を持たれている方々の中には、調査結果を全国大会で発表してみたいとか、論文にまとめたいと思っても、その手順やポイントがよくわからないため、尻込みしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの度、主に人文系テーマによる研究論文をこれから書いてみたいという方、あるいは、さらに完成度の高い研究論文を書きたいという研究者を対象に、その手順や様々なポイントについての公開レクチャーを開催する運びとなりました。
本講座は、関東支部と人文系の2研究会(色彩教材研究会、パーソナルカラー研究会)との3者による合同開催イベントです。そして、環境色彩研究会からは開催協力を受けております。講師には、これまで「人文学系研究論文の書き方1日講座(導入編・基礎編)」を関西支部主催で開講し、和の色彩文化を海外にも発信されている吉村耕治先生をお迎えします。下記のような内容を、事例を挙げていただきながら、分かりやすく具体的にご解説いただきます。
論理的で、魅力的な研究論文の書き方に関する本講座の内容は、レポートや本を書く場合にも参考となるかと思います。また、実験系の研究者にとっても人文系の論文の書き方を知ることができる貴重な機会となると思います。皆様のご参加をお待ちいたしております。

[日 時] 2017年9月16日(土) 13:00~16:30

[会 場] 文化学園大学 A館18階 181教室 (新宿駅から徒歩7分)
交通アクセス ⇒ http://bwu.bunka.ac.jp/acess/

[講 師] 吉村耕治 氏(日本色彩学会関西支部長、関西外国語大学短期大学部名誉教授、関西大学非常勤講師)

[定 員] 25名の定員に達しましたが若干増席いたします。お早目にお申込みください。

[参加費] 会員(正会員・名誉会員):1,000円 賛助会員:無料 学生:無料 非会員:2,000円
テキスト代込み(A4判20頁程度)

[申込要項] ・申込期限 9月8日(金)まで。
・記載事項 「研究論文の書き方講座申込み」と件名に記載し、①~③を明記の上お申し込みください。
①氏名 ②住所、連絡先 ③会員(名誉/正/賛助/学生)・非会員(一般/学生)の別
・申込み先 日本色彩学会 関東支部事務局( e-mail: kanto@color-science.jp fax 048-794-3831 )

[プログラム]  12:30~    受付
13:00~13:20 挨拶―論文の書き方に関する「導入」の話 名取和幸
13:20~14:40 第1講「研究論文の構成を決定するまでのポイント」 吉村耕治
14:50~16:10 第2講「問題点の明示・引用の仕方・出典の明示法」 吉村耕治
16:10~16:30 質疑応答

※主な内容
論文の構成の決定/主タイトルと副タイトルの付け方/「はじめに」を書くコツ/先行研究との違いの提示/引用の仕方・注の付け方・出典 の明示法・引用文献の表示/分かりやすい論文にする工夫/研究成果の質を高める工夫/要旨の書き方、要約の仕方/論文の文章構成法/句 読点やカッコの使い方など。