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実践色彩講座2022 <大学の研究室から学ぶ色彩学の基礎と実践> ~色のデザインを支えるもの~(第2報)
『色彩文化講座シリーズ』 「日本の伝統色彩文化講座」① 「位色と服色」
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〇『色彩文化講座シリーズ』 「日本の伝統色彩文化講座」① 「位色と服色」
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立春を過ぎて春を迎えました。
新年度の4月の講座、「日本の伝統色彩文化講座」をご案内します。
日本色彩学会、教育普及委員会では、日本の色彩文化を学ぶ講座をオンラインで開催します。
令和の御代がわりで見られた、天皇の袍色「黄櫨染」はどんな色か。
平安時代からに盛んに作られた「かさね色」は、どのように登場したのか。
今回の講座では「位色と服色」というテーマで、日本の色彩文化の一端を学びます。
講座の詳細は、2ページ目をご参照下さい。
お申し込みは下記のフォームからご登録下さい。
https://forms.gle/UfFDP8GKk1gircz28
開催日時:2022年4月10日(日)13:30~15:10(オンライン配信)
(申し込み締め切り:4月5日(火))
講 演 者:國本 学史(くにもと のりふみ)氏
所 属 :慶應義塾⼤学⽂学部/通信教育部⾮常勤講師、⻩岡師範学院特聘教授 講師紹介:慶應義塾⼤学⼤学院⽂学研究科美学美術史学専攻博⼠課程単位取得満期退学。専門は⽇本美術史、⽇本⾊彩⽂化史。美術における⾊彩の歴史、絵具・染料・⾊名の歴史的展開、歴史上の服飾と色彩名称、近代⽇本における⾊彩学の受容、色彩教育の歴史的展開等について研究。
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◇「位色」制度の輸入と展開
◇ 天皇位色としての黄櫨染
◇「かさね色」登場の歴史的背景 等々
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参加費:
会員 1,500円 非会員 2,500円 ※欠席の場合には参加費のご返金はできません。
・支払い方法
Paypal/銀行振り込み(三井住友銀行・三菱UFJ銀行 )
※銀行振り込みの場合、支払い手数料については参加者負担となります。
※paypal支払い、振込先の詳細は申し込みフォームにてご確認ください。
下記の申し込みフォームからご登録下さい。
申込締め切り4/5(火)https://forms.gle/UfFDP8GKk1gircz28
【講座概要】
『色彩文化講座シリーズ』
「日本の伝統色彩文化講座」① 「位色と服色」
日本では、主に宮中などで着用する服に、様々な色彩が表現されてきました。
著名なものとしては「かさね色」があります。かさね色は、平安時代より、女性が宮中で着用する衣服、通称「十二単」に用いられたと考えられています。
趣味や教養によって表現が異なる「かさね色」は、本来は位色と関わりがあります。
位色とは、位階に伴う服色の規定です。宮中で生活・仕事をする人々は、着用すべき服装の色が、制服のように規定されていました。
韓流ドラマなど歴史ドラマを良くご覧になる方は、なんとなく「位色」を想像できるのではないでしょうか。ドラマの中の登場人物達は、出世するにしたがって宮中で身に付ける服の色が、緑や青から赤や紫の色に変化することに気が付きます。
日本で発展した位色制度は、中国唐代の位色制度に基づいています。日本でも、令和の御代代わりの際には、天皇陛下が黄櫨染色の袍を身に付けておられる様子がみられました。しかし、唐風の位色制度はやがて崩れて行き、かさね色の発展に繋がります。
今回の講座では、こうした日本における位色と服色を読み解きながら、日本の伝統色彩文化の一端を学びます。