岡山・高梁市・旧吹屋小学校

色風景の詳しい説明

吹屋は赤銅色の石州瓦と建物の漆喰壁や板壁・格子などに彩色された弁柄の色で、独特の町並み景観を創っております。弁柄色の外観で統一された、見事な町並みが整然と続く弁柄生産で栄えた吹屋の町並みは、歴史的町並みの残る範囲が重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。集落の中には日本最古の木造小学校・旧吹屋小学校が残されています。吹屋は江戸時代中期頃より、幕領地として吹屋銅山を中心とする鉱山町へと発展し、幕末頃からから明治時代にかけては、銅鉱とともに硫化鉄鉱石を酸化・還元させて人造的に製造した弁柄(酸化第二鉄)における日本唯一の巨大産地として繁栄を極めました。

"美しい"と感じる理由や思い出

吹屋の町並みが、旦那衆が相談の上で石州(今の島根県)から宮大工の棟梁たちを招いて、町全体が統一されたコンセプトにより建てられたという先進的な町並みづくりの思想に強く共感します。端正な左右対称形に設計された旧吹屋小学校の屋根は、初期の石州瓦の古色を残して、背景の樹々の緑を美しく見せる色風景を形成しています。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

岡山県
岡山県高梁市成羽町吹屋

居住経験

 

主要な色彩

緑, 茶(赤褐色)

推薦者

永田泰弘

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