色風景の詳しい説明
数年前、家族の記念日に京都に入る前に奈良に行きました。観光地エリアから少し離れているお寺。事前に調べをし、行ってみたいという思いで向かいました。その日は観光客が2組しかおらず、静かでとても雰囲気のある禅宗のお寺。お座敷で長い時間お抹茶をいただきました。そして、お座敷から見える明るい青空、遠くのグレイッシュ深みのある青色に映る山々の穏やかな稜線、黄緑、緑の濃淡の木々が整然と刈り込まれた庭園(名勝)が見えました。お寺を建立した大名の片桐石州(貞昌)は茶人でもあり、将軍や大名のお茶の先生としても活躍しました。慈光院全体の造りが石州の演出が見られる貴重な禅寺。重要文化財の茶室や書院も見られます。 (慈光院 ご住職様 画像掲載承認済み)
"美しい"と感じる理由や思い出
比較的暗い、柱が少ないお座敷方向から見える、まるでフレームで枠組みされたような明るい景色「借景」が素朴でとても美しかったです。明暗の美しさを再確認。花々は観られなかったのですが、白砂のある枯山水の庭園もとてもきれいで、癒されました。観光客が少なかったこともあり、ご住職様よりとても丁寧な貴重なお話を頂きました。感動がより倍増したことをおぼえています。
色風景に出会える時期
いつでも
色風景に出会える場所
奈良県
奈良県大和郡山市
居住経験
主要な色彩
白, 黒, 緑, 青, グレー, その他(黄緑)
推薦者
瀧川優子
タグ
史跡・名勝庭園 , 国指定重要文化財書院茶室 , 大名・茶人片桐石州 , 大和平野(奈良盆地) , 奈良慈光院