有松の伝統建物「棚橋家」の虫籠窓と鍾馗様

色風景の詳しい説明

染め物のまち「有松」に受け継がれる伝統の街並みは、慶長13年(1608年)、東海道の池鯉鮒宿(ちりゅうのしゅく)と鳴海宿(なるみしゅく)の間に、尾張藩の奨励によって開かれ、平成28年7月に国「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された。これは、有松を代表する絞商「大井桁屋」の建物として明治初期に建てられ、昭和初期からは「棚橋医院」として約50年使われてきた建物である。

"美しい"と感じる理由や思い出

2階部分が一間ごとの虫籠窓、白漆喰で塗籠られている。屋根には邪気から家を守る「鍾馗様」が存在している。窓の縦に並ぶ格子のリズムが美しい。近年の改修で白漆喰の白さが鮮やかだが、それが映える風景である。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

愛知県
名古屋市有松

居住経験

なし

主要な色彩

白, 黒, グレー

推薦者

多田真奈美

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