伝統を繋ぐ手

色風景の詳しい説明

有松・鳴海絞りは、1610年名古屋城築城の際に、竹田庄九郎が九州から来ていた人達が身につけていた絞り染めを参考に、知多木綿を使って旅人に売り始めたのがルーツと言われている。絞りの種類によって加工技術は専門化し、それぞれの職人は一人一人芸を誇っている。ひとつの図案に3つの絞り技法が組み合わされている場合は、3人の絞り手に発注される。現在、愛知県の絞りの伝統工芸士は15名だそうだ。ひとつの技術を極めた職人さんたちが、今も活躍している。

"美しい"と感じる理由や思い出

これは、手蜘蛛絞りをする92才の職人さんの手である。60才から絞りを始めたそうである。
幅40㎝の絹の紬の反物は、最初から最後まで一本の糸で絞られ、6~7cmの帯状になる。
規則正しい絞り目が美しい。
一つの技術を長く続ける職人さんの手に「伝統の美を後世に繋ぐ使命」を感じる。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

愛知県
有松

居住経験

なし

主要な色彩

たくさん, 白

推薦者

YS

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