東京・府中・大國魂神社の手水舎

色風景の詳しい説明

大國魂神社の境内地が、かつての武蔵国の国府跡にあたり、この地は府中とよばれています。 大國魂神社は、大国主命とされる大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)が 主祭神であり、創建が景行天皇四十一年と伝えられる武蔵國の総社です。別名六所宮と呼ばれます。総社とはいくつかの神社の祭神をまとめて祀った神社を指します。 天正一八年(1590)八月に徳川家康が江戸へ入城してからは、 武蔵国の総社として、社領500石が寄進されて、社殿及びその他の造営が行われました。 本殿は江戸時代の寛文7年(1667年)の造営で一棟三殿、三間社流れ造りの総朱漆塗で、屋根は銅板葺きです。 四月三十日から五月六日のくらやみ祭りは、東京都指定無形民俗文化財になっています。

"美しい"と感じる理由や思い出

多くの神社建築の中で、一般の神社の手水舎は、簡素で実用性を重視していますが、この手水舎は、参拝者が始めに接する対象と考えてなのか、手水舎が一段と豪華な建物になっています。四本の柱の簡素さに対して屋根の念入りな造形と、その下の彫刻の豪華さが目立ちます。手水舎の美の極致という感じを持ちました。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

東京都
東京都府中市宮町3-1

居住経験

なし

主要な色彩

茶(焦茶・金色)

推薦者

永田 泰弘

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