京都・東福寺の経蔵

色風景の詳しい説明

臨済宗慧日山東福禅寺は、摂政九條道家が,奈良における最大の寺院である東大寺に比べ,また奈良で最も盛大を極めた興福寺になぞらえようとの念願で,「東」と「福」の字を取り,京都最大の大伽藍を造営しました。嘉禎2年 (1236年)より建長7年(1255年)まで実に19年を費やして完成しました。初代住職として、当時宋での修行を終えて帰国していた禅僧・円爾を迎えました。現在の本堂、方丈、庫裏などは明治以降の再建ですが、国宝の三門をはじめ、東司(便所)、浴室、禅堂などは焼け残り、中世の建物が現存しています。主要伽藍の北には洗玉澗(せんぎょくかん)という渓谷があり、西から東へ臥雲橋、通天橋、偃月橋という3本の橋(東福寺三名橋)が架かり、通天橋は、本堂から通じる廊下がそのまま屋根付きの橋となったもので、この付近は特に紅葉の名所として知られています。

"美しい"と感じる理由や思い出

宝形造り二層の桟瓦葺きの経蔵の重厚感が素晴らしいと思います。それが本瓦葺きではなく桟瓦葺で、雨垂れ受けの二重の瓦葺きになっているのも微笑ましく感じます。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

京都府
京都市東山区本町十五丁目778番地

居住経験

なし

主要な色彩

白, 緑(濃い灰色、こげ茶色)

推薦者

永田泰弘

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