京都・高台寺の茶室・時雨亭

色風景の詳しい説明

高台寺は臨済宗建仁寺派の寺院で鷲峰山高台寿聖禅寺と言います。 豊臣秀吉の正室である北政所の高台院が秀吉の冥福を祈るために建立し、晩年を過ごした寺院です。 境内に傘亭、時雨亭、遺芳庵、鬼瓦席という四棟の茶室があります。 傘亭(安閑窟)は重要文化財で伏見城から移築したものとされ、千利休好みの茶室と伝えられています。宝形造茅葺きの素朴な建物で、内部の天井が竹で組まれ、その形が唐傘に似ています。  時雨亭も重要文化財で 傘亭の南隣にあり、傘亭との間は屋根付きの土間廊下でつながれています。珍しい二階建ての茶室です。  遺芳庵は灰屋紹益が夫人の吉野太夫を偲んで建てたものといわれていますが、後世の人が二人を偲んで建てたものと推定されています。  鬼瓦席 は四畳半の茶室で、遺芳庵と同様、紹益の旧邸跡から明治41年(1908年)に移築したものです。

"美しい"と感じる理由や思い出

境内の四棟の茶室のうちの一つで時雨亭と名付けられた茶室です。二階建ての茶室は珍しい上に、素朴な土壁、丸窓、屋根付きの土間廊下などの極めて素朴な造りが魅力です。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

京都府
京都市東山区下川原通八坂鳥居前下る下河原町526

居住経験

なし

主要な色彩

茶(土壁色)

推薦者

永田泰弘

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