東京・広徳寺の茅葺きの屋根

色風景の詳しい説明

東京都あきる野市の山中にある、臨済宗建長寺派の龍角山広徳寺は、応安6年(1373年)正応長者の開基となる古刹で、その後天文年間(1532〜55年)に北條氏康によって堂舎が再建され、屋根の大棟に北條氏の三つ鱗の紋が入っています。  現在は、十八〜十九世紀代に再興された伽藍を見ることができます。  東向きに総門・山門・本堂が東西の中心軸上に配置され、何れも茅葺きの屋根の伽藍です。東京に茅葺きの寺院が現存しているのは珍しいケースと云えます。  中心の参道をはさんで、北側に銅板葺きの鐘楼が、南側に杮(こけら)葺きの経蔵が対置されている禅宗伽藍で構成されています。

"美しい"と感じる理由や思い出

広徳寺には社寺建築に長い経験をお持ちの山田誠司さんの案内で訪れました。江戸時代の茅葺き屋根のお寺を実際に、東京の中で見ることができる静かで美しいお寺です。
 大銀杏やかやの大木なども有名です。周囲には江戸時代の土木的な遺構も残されています。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

東京都
東京都あきる野市小和田2349

居住経験

なし

主要な色彩

緑, 茶

推薦者

永田泰弘

タグ