埼玉・川越・喜多院・多宝塔

色風景の詳しい説明

喜多院(きたいん)は、慈恵大師が平安初期の天長7年(830)に建立し無量寿寺と称しました埼玉県川越市にある天台宗の寺院で、山号は星野山(せいやさん)です。良源(慈恵大師、元三大師とも)を祀り川越大師の別名で知られています。  徳川家の尊崇が厚かった天海僧正が第27世住職として入寺し、寺号を喜多院と改め、関東天台総本山と定められ、五百石の寺領を賜りました。  寛永15年(1638)の川越大火で山門と経蔵以外の伽藍を焼失しましたが、翌年、徳川家光の命で、江戸城紅葉山御殿の一部を移築しました。これが今に残る客殿、書院、庫裏です。建物の多くが重要文化財に指定され、寺宝にも貴重な美術工芸品を多く所有しています。  寛永16年(1639)に移築建立された書院(重要文化財)に春日局の「化粧の間」があります。

"美しい"と感じる理由や思い出

世界の大規模な宗教は、いずれも塔という建築様式を持っており、その基本的な形態に特徴があります。仏教の塔の形式は五重塔、三重の塔と並んで、二層構造の多宝塔があり、多宝塔の完成された様式美と、一目で捉えられる個々の構造に、親しみを感じます。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

埼玉県
埼玉県川越市小仙波町1-20-1

居住経験

なし

主要な色彩

白, 黒, グレー, 緑(朱色、緑青色)

推薦者

永田泰弘

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