東京・柴又・帝釈天

色風景の詳しい説明

柴又帝釈天は、寛永6年(1629)に禅那院日忠と題経院日栄という二名の僧によって開創された日蓮宗経栄山題経寺です。  十八世紀末、九世住職の日敬(にっきょう)の頃から「柴又帝釈天」が信仰を集めるようになり、縁日は庚申(かのえさる)の日とされ、庚申信仰とも関連して多くの参詣人を集めるようになりました。  「柴又帝釈天」の通称で呼ばれますが、当寺の本尊は帝釈天ではなく、帝釈堂の隣の祖師堂(本堂)に安置する「大曼荼羅」です。  また、当寺が柴又七福神のうちの毘沙門天にあたることから、「帝釈天」と」「毘沙門天」が同一視されたりしますが、帝釈天と毘沙門天はその起源を全く異にする別々の尊格です。柴又七福神の毘沙門天は、帝釈天の脇に安置される多聞天(別名毘沙門天)を指すとおもわれます。

"美しい"と感じる理由や思い出

本瓦葺の和瓦の色と、銅板葺の緑青色のコントラストが、庶民好みの格の高い配色であることも大好きな理由です。渥美清が主人公の車寅次郎を演じる人気映画シリーズ「男はつらいよ」ゆかりの寺として観光名所になっています。自宅から電車は必要ですが、手軽なので休日に夫婦や子供連れで、よく遊びに行きました。近くに矢切の渡しがあり、千葉県に渡り、野菊の墓まで足を伸ばすなどの若い頃の懐かしいお寺で、寅さん映画も大好きでした。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

東京都
東京都葛飾区柴又7-10-3

居住経験

なし

主要な色彩

緑(緑青色、焦茶色)

推薦者

永田泰弘

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