江戸五色不動・目黄不動尊・最勝寺

色風景の詳しい説明

天台宗の最勝寺は、「牛宝山・明王院・最勝寺」と号し、当寺に奉安される不動明王像は、江戸府内五色不動の一つで、通称「目黄不動」といわれています。 ちなみに「目青不動」の寺名も最勝寺です。  この不動明王像は、天平年間(729~766)に良弁僧都(東大寺初代別当)が東国巡錫の折り、隅田川のほとりで不動明王を感得され、自らその御姿をきざまれ、同時に一宇の堂舎を建立されたと伝えられています。  慈覚大師の高弟・良本阿闍梨は、元慶元年(877)にこの寺の基礎を築き、最勝寺の開山となり、当寺を「牛宝山」と号しました。 その後、不動明王像は最勝寺の末寺で本所表町の東栄寺の本尊として祀られ、将軍家の崇拝するところとなり、江戸府内に五色不動の霊場が設けられ「目黄不動」と称され、江戸の町を守護する不動尊として広く信仰されました。  明治になり東栄寺は廃寺となり、本尊不動明王像は本寺の最勝寺に遷座されました。 その後、現在地に移転し今日に至っております。

"美しい"と感じる理由や思い出

最勝寺の不動堂は、本瓦を使った宝形造りとなっており、小さいながらも、格調を感じる堂宇建築となっており、均整のとれた美しさに惹かれます。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

東京都
東京都江戸川区平井1-25-32

居住経験

なし

主要な色彩

白, グレー, 緑, 茶

推薦者

永田泰弘

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