江戸城・桜田門

色風景の詳しい説明

 江戸城は千代田城とも呼ばれ太田道灌が康正三年(1457)に築いた平山城でした。  徳川家康が江戸に入り、慶長期天下普請、元和期天下普請、寛永期天下普を経て、万治3年(1660)一連の天下普請は終了しました。  本丸・二ノ丸・三ノ丸に加え、西ノ丸・西ノ丸下・吹上・北ノ丸の周囲16kmにおよぶ区画を本城とし、面積は本丸は105,000余町歩、西ノ丸は81,000町歩、吹上御苑は103,000余町歩、内濠の周囲は40町、外濠の周囲は73町となり、城内に 五重の天守と20基の櫓を設けた大城郭になりました。  以後、200年以上にわたり江戸城は江戸幕府の中枢として機能しました。  明暦の大火により天守を含めた城構の多くを焼失しましたが、町の復興を優先し、また経済的な理由から天守は再建されませんでした。更に安政大地震により石垣、櫓、門など多大な被害を受けました。  現在は、多くの城門が修復されて残り、城門の基本形は枡形門と呼ばれ、外に向かい小さな高麗門があり、枡形を挟んで巨大な櫓門をもつています。

"美しい"と感じる理由や思い出

 都心に存在する巨大な江戸城の面影が実感される遺構は城門と、僅かに残る櫓だけです。
 江戸城の南門に当たる桜田門は、桜田門外の変でも有名で、壮大な大きさと、その格式に言い知れぬ美を感じます。
 中世日本の建築美が東京に現存する幸せも感じることができます。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

東京都
東京都千代田区千代田

居住経験

なし

主要な色彩

白, 黒, グレー

推薦者

永田泰弘

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