朱色の魅力・山梨・恵林寺の赤門

色風景の詳しい説明

乾徳山恵林寺は、臨済宗妙心寺派の名刹で、元徳二年(1330)の創建です。当時の地頭職二階堂出羽守が夢窓国師を招き自邸を禅院としたのに始まります。 戦国時代、武田信玄の尊崇を受けた快川和尚の入山で寺勢を高め、永禄七年(1564)信玄が寺領を寄進して菩提寺と定めました。 山門の内側に国の重要文化財になっている四脚門があり、朱色に塗ってあるために赤門と称されています。木立の中の印象深い色彩の門です。 境内の中の伽藍は、それぞれに美しい色風景を形成しています。

"美しい"と感じる理由や思い出

朱塗りの建物は、古くから神社仏閣の塗装に多く使われていました。
朱色の塗装に使う真朱、辰砂、真赭(まそお)などと呼ばれる硫化水銀を主成分とする赤色顔料は、高価であったため、限られた用途にだけ使われてきました。
この彩度の高い朱色は、神社仏閣建築に使われたことから、日本の風景を代表する建築色彩として定着してきました。
豊かな緑の中の赤門の存在感は素晴らしいと思います。
これら朱色の建築は日本文化を代表する景観色彩として魅力があり大好きです。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

山梨県
山梨県甲州市塩山小屋敷2280

居住経験

なし

主要な色彩

黒, グレー, 茶(朱色)

推薦者

永田泰弘

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