朱色の魅力 京都・八坂神社の西楼門

色風景の詳しい説明

西楼門(重要文化財)は明応6年(1497年)の再建され、創建年は不詳です。 文献から少なくとも平安時代中期以前には存在したとされます。 西楼門は切妻造りの二層門で、下層は中央を通り抜けとし、正面左右の金剛柵内に随神像を安置しています。 西大門とも呼ばれています。 本殿(国宝)は承応3年(1654年)に徳川家綱により再建されました。 一般の神社では別棟とする本殿と拝殿を1つの入母屋屋根で覆った独特の建築様式である「祇園造」で建てられています。 本殿の下には平安京の東の鎮めである青龍の棲む龍穴があるとされていますが、漆喰で固められています。

"美しい"と感じる理由や思い出

楼門は広がりがあり、朱塗りの華やかさを十分に主張している様子が、庶民に受けている様子が好きです。
門前が道路に面して近く、朱塗りの楼門が、良く見えて、京都の神社の典型として存在感を示しています。
また、朱色の補色に当たる緑青色を、格子に使い、日本の建築配色の伝統を伝えています。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

京都府
京都市東山区祇園町北側625

居住経験

なし

主要な色彩

白, グレー, 赤, 黄, 緑(朱色、緑青色、)

推薦者

永田泰弘

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