朱色の魅力・奈良・春日大社

色風景の詳しい説明

 旧称は「春日社」、全国に約1,000社ある春日大社の総本社である。  平城京に遷都された和銅3年710年藤原不比等が藤原氏の氏神である鹿島神(武甕槌命)を春日の春日山(みかさやま)に遷して祀り、春日神と称したのに始まるとする説もあるが、社伝では、神護景雲2年(768年)に藤原永手が鹿島神宮の武甕槌命、香取神宮の経津主命と、枚岡神社に祀られていた天児屋根命・比売神を併せ、御蓋山(みかさやま)の麓の四殿の社殿を造営したのをもって春日社の創祀としている。  ただし、近年の境内の発掘調査により、神護景雲以前よりこの地で祭祀が行われていた可能性も出てきている。 境内には多くの重要文化財とされている建物や器物がある。

"美しい"と感じる理由や思い出

 春日大社は朱の鳥居でも有名であるが、朱色の柱と梁、緑青色の窓格子の配色が白壁の中で豪華で、気持ちの良い補色対比を構成している。
 写真にある回廊の色と春日燈篭の色による配色の違いを比較できることも、面白い。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

奈良県
奈良市春日野町160

居住経験

なし

主要な色彩

白, 黄, 茶(朱色、金色、緑青色)

推薦者

永田泰弘

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