72-東京・池上本門寺大堂

色風景の詳しい説明

 日蓮宗の長栄山大国院本門寺の創建は弘安5 年(1282) で、病身の日蓮上人が生涯最後の20 数日間を過ごした地です。  池上氏の館の背後の山上に建立された一宇を日蓮が開堂供養し、長栄山本門寺と命名したのが池上本門寺の起源と言われています。  日蓮が没すると、池上宗仲は法華経の字数(69,384)に合わせて六万九千三八四坪を寺領として寄進して寺院の基礎が築かれ、以来「池上本門寺」と呼びならわされています。  仁王門は大堂正面に建つ二重門で1977 年に再建されました。  大堂は「祖師」日蓮を祀ることから「祖師堂」とも言われます。  経蔵は輪蔵形式の内部に回転する八角形の書架があり、天明4 年 (1784)に建立されたものです。  五重塔の屋根は初層と二重は本瓦葺き、三重以上は銅板葺きです。  建築様式は初層は和様、二重から上は禅宗様になっています。

"美しい"と感じる理由や思い出

 大田区の池上は、1950年代、大学を卒業して、東京に就職した時代、親戚のご夫婦が住んでおられ、お世話になり、よく池上に行っていました。
 その時からのご縁でしょうか。当時は、東京にこんな大伽藍のお寺があることに驚きました。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

東京都
東京都大田区池上一丁目1-1

居住経験

あり

主要な色彩

白, グレー, 茶

推薦者

永田泰弘

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