東京・雑司谷の鬼子母神

色風景の詳しい説明

 法明寺の鬼子母神(きしもじん)はインドで訶梨帝母(カリテイモ)とよばれ、王舎城の夜叉神の娘で、嫁して多くの子供を産みましたが、近隣の幼児をとって食べるため、人々から恐れ憎まれました。  釈迦は、帝母を救うために、その末の子を隠してしまいました。その時の帝母の嘆き悲しむ様は限りなく、釈迦は、「一子を失うもかくの如し。人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」と戒め、帝母は今までの過ちを悟り、釈迦に帰依し、その後、安産・子育ての神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされています。  鬼子母神の像は室町時代の永禄4年(1561)に掘りだされ、東陽坊(大行院と改称、その後法明寺に合併)に納められたものです。  現在の本殿は寛文4年(1664)加賀藩主前田利常公の息女の寄進により建立され、その後現在の規模に拡張されています。  平成28年7月には国指定の重要文化財になりました。

"美しい"と感じる理由や思い出

 鬼子母神という名前が好きです。
 雑司が谷の法明寺鬼子母神堂は、江戸三大鬼子母神の一つで、「恐れ入谷の鬼子母神」と言われ、安産・子育(こやす)の神様である鬼子母神をお祀りするお堂として、多く の人々に親しまれています。こんなところも好きです。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

東京都
東京都豊島区雑司が谷3−15

居住経験

あり

主要な色彩

グレー, 茶(緑青色、焦茶色、金色)

推薦者

永田泰弘

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