東京・上野・旧寛永寺五重塔

色風景の詳しい説明

 東叡山円頓院寛永寺は天台宗の別格大本山のお寺です。 寛永2(1625)年に、徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願するため、江戸城の鬼門(東北)にあたる上野の台地に、慈眼大師(じげんだいし)天海(てんかい)大僧正によって建立されました。  後には第四代将軍・徳川家綱公の霊廟が造営され、将軍家の菩提寺も兼ねるようになりました。  また東叡山主を皇室から迎えた(輪王寺宮)ことで、江戸時代には格式と規模において我が国随一の大寺院となったのです。  六代将軍以来、歴代将軍の墓所は寛永寺と増上寺に交替で造営することが慣例となり、幕末まで続きました。  堂塔は延暦寺の様式に準じて造営されました。  寛永4年(1627年)には法華堂、常行堂、多宝塔、輪蔵、東照宮などが、寛永8年(1631年)には清水観音堂、五重塔などが建立されました。  旧寛永寺五重塔は重要文化財として残っています。

"美しい"と感じる理由や思い出

 上野公園は、若い頃、テニスを楽しむために頻繁に通っていました。
 寛永寺の五重塔は公園の中にポツンと建っており、不思議に思いながら眺めていました。
 青春の中の一風景として残っています。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

東京都
東京都台東区上野一丁目14-11

居住経験

あり

主要な色彩

グレー, 黄(緑青色、金色、朱色)

推薦者

永田泰弘

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