東京・三宝寺根本大塔

色風景の詳しい説明

 三宝寺(さんぼうじ)は、東京都練馬区石神井台にある真言宗智山派の寺院で、山号院号寺号は亀頂山 密乗院 三寳寺です。  石神井公園にある三宝寺池の名の由来になっています。別称として石神井不動尊(しゃくじいふどうそん)とも呼ばれています。  当寺院は、応永元年(1394)に鎌倉の幸尊法印(?~1398)によって開かれました。当時、石神井城を築き付近を治めていた豊島氏からも帰依を受けていました。場所は現在石神井池の傍にある禅定院付近でした。 豊島氏が滅んだあと、太田道灌により現在地に移転されました。  後北条氏や徳川家からも保護を受けて発展し、徳川家光の鷹狩の際に休憩場としても使われ、朱印地十石を与えられ、また無本寺になり格式ある寺院となりました。山門は徳川家ゆかりの門ということで、御成門と呼ばれ、現在の門は文政十年(1827)に建てられたものです。境内の長屋門は勝海舟の邸宅にあった門です。

"美しい"と感じる理由や思い出

 この寺の伽藍の中でもこの多宝塔は上部が円形、下部が方形の一段と美しい建築物です。
 どのお寺の多宝塔も様式が類似していて、バランスが良く、寺院建築の中でも、傑出していると感じています。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

東京都
東京都練馬区石神井台1-15-6

居住経験

あり

主要な色彩

白, 茶(金色、緑青色)

推薦者

永田泰弘

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