江戸城・半蔵門

色風景の詳しい説明

 江戸城に数ある城門の名は地名や川の名からつけられていますが、ここだけが人の名前です。服部半蔵は伊賀上野の武士で、織田信長憤死のあと、家康が泉州堺から紀伊半島を横断して本拠地である三河(現・愛知県)に命からがら逃げ延びた際に、大きな働きをしたことで知られています。  家康が入府したとき、まさにいまの麹町大通りを通って江戸城に入ったのですが、城の西口にあたるここが地形的にもっとも守りが弱かったといわれています。  そこで家康の信頼あつい服部半蔵の伊賀衆をこの門の守備にあてました。  したがって半蔵門と呼ばれるようになったというのが通説です。  しかし、山王祭に巨大な象をかたどった山車があり、それがこの門を通れず、象を半分に切って通したから「半象門」になったという説もあります。(千代田まち辞典より)  

"美しい"と感じる理由や思い出

 都心に存在する巨大な江戸城の面影が実感される遺構は城門と、僅かに残る櫓だけです。
皇居に最も近い出入口としてこの高麗門の格式に言い知れぬ美を感じます。
中世日本の建築美が東京に現存する幸せも感じることができます。

色風景に出会える時期

いつでも

色風景に出会える場所

東京都
東京都千代田区千代田

居住経験

なし

主要な色彩

白, 黒, グレー

推薦者

永田泰弘

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